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    <title>空舞う妖精</title>
    <description>文才の無いヒトが書いたダメ文章倉庫です。ちなみに書き途中で放棄されたものが殆ど。連載中は日記サイト。管理人の日記はリンクよりどうぞ。</description>
    <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/</link>
    <language>ja</language>
    <copyright>Copyright (C) NINJATOOLS ALL RIGHTS RESERVED.</copyright>

    <item>
      <title>00「プロローグ」</title>
      <description>統合軍のジープが民間の車に混じって走っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
じかもジープだけではなく、道幅ギリギリで装甲車や戦車までもが通っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歩道に乗り上げる軍用車に多少迷惑そうな顔を向けるが、すぐにいつも通りの顔に戻る民間人。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それはなぜかといえば、その風景はもう有り触れているからだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もっと酷いところ――紛争地帯や要塞化の進められている都市のことだが――は民間車は通行禁止であったり、自家用車で都市に入る事を禁じられていたりするらしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなわけで、ここは比較的平和な土地なのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メサイア攻防戦後、７年の月日があっという間に過ぎた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ザフトに戻ったラクス・クラインは&amp;rdquo;歌姫の騎士団&amp;rdquo;と呼ばれる近衛部隊――何故か親衛隊とも呼ばれる――を組織し、それだけでなくプラント議長となり、世界平和への道を示した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
カガリ・ユラ・アスハやメイリン・ホーク、アスラン・ザラはオーブの政治組織を見直し、世界各国を纏めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、彼らオーブ連合首長国が提唱したのは&amp;rdquo;世界統合軍&amp;rdquo;という機構の設立。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一月も経たずにそれは発足した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
世界は安定に向かっていった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜では、ソラ・コウヅキさん、現在統合軍が全力で開発を進めているＡＩは何でしょう＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふと顔を上げると、目前に映る女性の姿をとったプログラムが笑っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「えっと・・・・、生物学的ＡＩで、ティーチャはその最新鋭ＡＩの１つなんですよね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
過去ログを慌てて展開して少女は答える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると女性のテクスチャは一瞬だけ眉を顰めてしまった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜正確に言えば私は生物学的ＡＩと機械学的ＡＩのハイブリットです＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「う・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜ま、答えはあっているので減点はしませんから、以後授業に集中するように。&lt;br /&gt;
　本日の補習授業は終了です＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると女性のテクスチャはすぐに消滅してしまった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少女こと上月空は溜息をついて頭についている&amp;rdquo;ターミナルデバイス&amp;rdquo;と首に巻きついた&amp;rdquo;ブレイン・リング&amp;rdquo;を外す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
戦後７年で何故これだけ技術力が上がったのだろう、と空は疑問に思いながら席を立つ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ここはオーブの中にある常盤学園通常高等部甚大高等学校ＭＳ・電子工学部だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
管理コンピュータ&amp;rdquo;ティーチャ&amp;rdquo;は最新鋭で、機材も何もかもが最新鋭で、金持ち学校で、エリート高である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
授業は殆ど管理コンピュータが行っており、人間の教員は殆ど用務員と化していたりする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
空は目の前の空間モニタに流れる映像を停止させて、溜息をついた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
世界の英雄様は補修なんてなかったんだろうなあ、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「空、今日ジャッジメントのミーティングでしょ、急ぎなよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
隣のクラスメイトが話しかけてきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ジャッジメントとは風紀委員のことで、簡易警察とも呼ばれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
常盤学園のような大人の少ない学園都市だと、治安維持を行っているのはジャッジメントと対策室、管理局の三つの組織だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その構成員も殆どが学生。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのため戦力は殆ど無いと言われるが――実を言うとＭＳをも所有していたりする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうだった・・・うぅ、お腹すいたよぉ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
涙目になって答えつつ空は鞄と愛剣を手に取り立ち上がる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ジャッジメントや対策室といった治安維持組織に属する者は、それぞれ扱いやすい武器を持ち歩いている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
空の場合は代々剣術を主としていたため、剣である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、親や姉は皆刀だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何故彼女だけが剣なのかというと、いまだに自分の愛刀が買えないため、貸し出しのあるそれにしただけの事だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「がんばってね、空」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うん、じゃ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
手を振って早足気味に教室を去る空。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
風に靡く黒髪が輝いた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
頬を流れる風が気持ちよかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
現実と夢の狭間で青年が草原に寝転がってまどろんでいると、軍用機が空を飛んでいった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あれは――ＭＳの輸送用だ。彼は苦笑する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
軍を抜けて７年経つというのに、いまだに軍との縁が切れてないんだな、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まぁ、それもそうか、今のおれは傭兵だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう思いながら目を閉ざすと、また意識が夢の世界へと堕ち始めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜飛鳥真、そろそろ作戦開始時刻。速やかに所定ポイント・ゴル――＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「へいへい、わかってるよ、サラマンダー」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンは五月蝿げに手振りを加えて言葉をさえぎった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜そうか＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気分を害した風も無く、何処からか聞こえた声は沈黙した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さてと、仕事の時間だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シン・アスカは立ち上がる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
程よい具合に乾燥した草を踏みつけ、歩き出す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
路上に出ると、地球連合軍のペイントが施された型落ちの装甲車が目の前を通過していく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
地球連合軍か、懐かしいな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンはそう思いながら路上を歩き始める。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
寂れたスラム街だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
数ヶ月前の新聞が風にされるがままに流され、得体の知れない瓶が転がり、だれだかわからない骨が転がっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒衣のシンはそれを一瞥しただけで早足に通り過ぎる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
伸びきった黒髪がスラム街を流れる湿った風に揺らされる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
交差点にでると、１人の少女がしかめっ面でシンを待っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「遅いぞ、飛鳥中尉」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そりゃすまなかったな、大尉殿」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぶっきら棒に答え車のナビシートに座る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少女は不機嫌そうに肩をすくめて運転席に腰掛けた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「神宮寺大尉ぃ、プレゼントの配布完了したそうですぅ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
後ろに座る、小学校の制服を着た少女がターミナルデバイスの操作をしながら言ってくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちいさな頭に取り付けられた無骨で大きな軍用ターミナルデバイスは、多少離れた位置から見ると黒いリボンに見えることだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「芹那・・・じゃなくて、水無月少尉？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「何？シン兄・・・じゃなくて、飛鳥中尉」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンと後ろに座る小学生――水無月芹那少尉は眉を顰めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
階級で名を呼ぶことに慣れていないためだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ハッキング仕掛けて、バレてないよな？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「もちろん、私はハッキングとサポートだけなら最強さ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンは振り返って不安げに問う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると芹那はキーから腕を引き離し、大げさに手を広げてみせた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ま、確かにコイツは失敗しないよな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ハッキング・サポートに関しては凄腕《ホットドガー》と呼べるほどの腕前で、銃の扱いも美味い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、まだ成長過程にあるため才能は未知数だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみに現在は小隊指揮官になるべく勉強中であったりする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンは鼻で笑って姿勢を戻す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いくぞ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
隣に座る神宮寺秋穂大尉はシンを一瞥してそう告げる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そしてタイヤが地面をこすり付けて白い煙を生み出し、車が急発進した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「んがっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「にゃあっ！？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンと芹那はシートにぐいと押さえつけられ、驚きの声を上げた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
神宮寺大尉はブレーキとアクセルを同時に踏み込み、ハンドルをぐいと回す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今度は身体が左側に押し付けられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
芹那は転がって頭をぶつ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ったぁ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
転がり落ちた端末を蹴飛ばしながら芹那がぼやいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンは汚くて冷たいガラスとキスをしていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
神宮寺大尉はそれをチラリと見やると、口元をぐにゃりと歪ませた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを見た芹那はぞくりと背中を振るわせた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やがて車は街の大通りに出る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ナビゲーションの地名には&amp;rdquo;常盤学園都市&amp;rdquo;とあった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「学園都市だって？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ。このあたりは学園都市が沢山あるぞ。&lt;br /&gt;
　シンは初めてだったけか」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい、一応はおれが育った国ですが」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうか。&lt;br /&gt;
　ではジャッジメント、管理局、対策室の説明をしたほうがいいか」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大尉が笑いながら言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンはクエスチョンマークを頭上に浮かべて首を傾げる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると後ろで転がっていた芹那はぬるりと身を起こしながら言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どれも治安維持のための組織だよ。&lt;br /&gt;
　構成員は学園都市なだけあって、殆どが学生。拳銃や剣を携帯しているよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「武装しているのはジャッジメント、すなわち風紀委員だ。&lt;br /&gt;
　学生データの管理・照合や犯人調査を行うのは管理局。&lt;br /&gt;
　それを未然に防ぐべくいろいろと奮闘しているのが対策室。&lt;br /&gt;
　ま、一応は管理局も対策室も武器を持ってるけど、ジャッジメントはＭＳとかも持っているな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ハンドルを楽しげに握り締めながら神宮寺大尉は芹那の言葉を引き継いだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「学生がＭＳを？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ。学園都市なだけあって、治安が意外と悪いんだよ。&lt;br /&gt;
　んで、テロリストの襲撃にあったのも数知れず。&lt;br /&gt;
　だから、学生ながらにＭＳという兵器を戦力として保有しているんだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ま、ここ１２学園都市・・・つまりは常盤学園の事なんだけどね、意外と治安はいいんだよね。&lt;br /&gt;
　私も幼少時代は隣の褒章学園だったし、ここには良く来たんだけど、ほんと平和そのもの。エリートばっかりだし」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
芹那はそういうとくすくすと笑った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンは溜息をつく、大尉は微笑を見せながらハンドルを切る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「んがぁっ！！？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンは再び汚いガラスとキスをする、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「で、仕事の確認はしなくていいんですか？神宮寺大尉殿？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
後ろで端末を拾い上げながら芹那は声を上げる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どうやら端末は無事だったらしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一体この人の運転でどれだけの備品があの世行きになったのだろうかとシンは考えるが、すぐにそんな事を頭から追い出す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうだな。では確認しよう。&lt;br /&gt;
　現在は下準備が完了した状態に過ぎないというのは既に分かっているな。&lt;br /&gt;
　芹那と&amp;rdquo;椿&amp;rdquo;が学園都市のメインサーバにハッキング。&lt;br /&gt;
　警戒網を弱体化させる。ちなみに現在この学園都市ではジャッジメントは会議、管理局は新入生データの作成を行っているため、ほぼ戦力的には問題なし。&lt;br /&gt;
　問題、といえば対策室だが、対策室もたいした武装はしていないのでこれも無視して構わん。&lt;br /&gt;
　・・・で、次の段階は我々強襲班が学園都市生徒会塔を襲う。ただし、ドンパチはなるべく無しだ。&lt;br /&gt;
　で、今回の作戦目標はこの学園都市に潜り込んだテロリストの入園を手引きした生徒会顧問の教師、アレクサ・ヴィランスを誘拐、無理だったら殺害する事。&lt;br /&gt;
　彼女を誘拐できたら速やかに回収ヘリ＜グロップ・セカンド＞に搭乗。これにＭＳが装備されている、一機だけな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「一機だけ・・・そーいやその一機には誰が乗るんです？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
シンが手を小さく上げる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると、汚い微笑が神宮寺大尉の顔に浮かんだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まるで生徒が教師の教えたとおりの式で答えを出し、満足気な教師の顔だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「状況によるが・・・最有力は、飛鳥中尉、お前だ。&lt;br /&gt;
　ついでに言っていなかったが複座だ。後席は私が乗ることになるだろう。&lt;br /&gt;
　・・・だがな、中尉。ＭＳはあくまで保険だ。&lt;br /&gt;
　先も言ったが、ドンパチは無しが方針だ。忘れるなよ。&lt;br /&gt;
　で、そのままＯＢＳ（オゾン・バリア・スクリーン）を使用し離脱。トゥアハー・デ・ダナーンに帰投する。&lt;br /&gt;
　作戦は以上だ。ほかに質問はあるか？ただし、個人的なものはなしだぞ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「「ありませーん」」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
即答するシンと芹那であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・ヒマ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
頬杖をついて空はぼやいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前の演壇で延々と予算編成について説明しているジャッジメント会計生徒のことをちらりと見やり、溜息をつく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
頭上に設置されている時計を見やると、すでに３０分以上こうして会計担当は喋っているらしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ヒマだ・・・ｻﾎﾞった方が正解だったか」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「確かにそうですね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
空の呟きに同意する隣の席の少女。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
栗色の腰まで届いた髪が魅力的な少女だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
未完成</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%EF%BD%93%EF%BD%85%EF%BD%85%EF%BD%84%E3%80%80%EF%BD%93%EF%BD%8B%EF%BD%99/00%E3%80%8C%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>３話「裏社会←仮タイトル」</title>
      <description>母から貰った謎の書、&amp;rdquo;騎士王の書&amp;rdquo;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、私の力の根源。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;前世&amp;rdquo;の記憶を持つ騎士王の書の管制人格&amp;rdquo;パラティヌス&amp;rdquo;とともに私は魔法の世界へ入ったの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、私のクラスメート、高町なのはも私と同じで、&amp;rdquo;レイジングハート&amp;rdquo;と一緒に魔法の世界へ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけどいがみ合う２人の管制人格。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２人の&amp;rdquo;魔導師&amp;rdquo;は&amp;rdquo;デバイス&amp;rdquo;により切り離される寸前。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど、その危機は突破！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なのはちゃんは、&amp;rdquo;ジュエルシード&amp;rdquo;を改修するため。私は&amp;rdquo;魔法の世界&amp;rdquo;が知りたくて・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
魔法少女リリカルなのはナイト、はじまります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
第３話「裏社会」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「エクスプロージョン、ファイア！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小高い丘の上を飛び回りながら藤原零奈は叫んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とかっ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
目の前で花火が舞う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを見て、彼女は急停止して溜息をついた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あう・・・また、失敗・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;騎士王の書&amp;rdquo;の形態のひとつ、&amp;rdquo;ランチャーフォーム&amp;rdquo;姿の零奈はがっくりと肩を落とすとバランスを崩して地面に突っ伏した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「痛っ！痛たたたた・・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零奈は座り込むと頭をさする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜主、&amp;rdquo;ランチャーフォーム&amp;rdquo;は、装甲が厚い分防御は上がりますが、機動性も落ちますし、何より重いので気をつけてください＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ぷぅ、分かってるよ。はぁ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜お疲れですか？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;騎士王の書&amp;rdquo;の管制人格、&amp;rdquo;パラティヌス&amp;rdquo;は少し間をおいて言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「大丈夫・・・うぅ、重い・・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零奈はライフル型のデバイスに体重を乗せ、起き上がる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜・・・やっぱり、&amp;rdquo;ランチャーフォーム&amp;rdquo;ではなく、&amp;rdquo;メイジフォーム&amp;rdquo;の訓練をしましょうか？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「やだ、諦め、な、いぃぃ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ばたっ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜主ぃ～、私は貴方をベッドまで運べませんよ～？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うぅぅ・・・お休み・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜主、学校があるではないですか。&lt;br /&gt;
　　高町なのは様に会うのでは？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・！ああっ、今日学校か、ありがと、パラティヌス」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はやく行きませんと遅刻しますよ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「わかった」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零奈はさっさと起き上がると走り出す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜ふう・・・＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスは小さい溜息をつく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もし、あのまま寝られてたら・・・ああ、寒気が・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスがもし人間の形を持っていたならばその顔は青ざめていただろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
訓練をしている丘から程近い家に到着すると零奈はさっさとトーストをトースターに放り込み、冷蔵庫からジャムを取り出し、部屋の奥へ行く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
服を脱ぎ制服に着替える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
着替え終わるのと同時に&amp;rdquo;チンッ&amp;rdquo;と、子気味のいい音が聞こえる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さっさとキッチンへ向い、トーストに苺ジャムを塗る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ねぇ、パラティヌス、&amp;rdquo;エクスプロージョン&amp;rdquo;、何で失敗しちゃうのかな・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜そうですね・・・原因はいくらか考えられますが？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっか」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜ですけど、一番当たっていると思うのは、魔力不足だと思います。&lt;br /&gt;
　　一番最初の起動で&amp;rdquo;カートリッジ&amp;rdquo;を使用したのは覚えてますか？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、なんか&amp;rdquo;スラッシュ&amp;rdquo;とかって魔法を使うのにね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜はい、主のリンカーコアは大きいですが、取り出し口が小さいようです。&lt;br /&gt;
　　・・・魔力に関して言えば、ほぼ無限です＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜えっと、ペットボトルは焼酎の奴みたいに大きいのですが、飲み口が小さいのです＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
美味いたとえになっていない気がするが、とりあえず、パラティヌスは言ってみる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
が、「そうか、そうだねっ！」と、本人は納得したようである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜明日から、カートリッジを使用した訓練を行いたいと思います、いいですか？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「わかった」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜では、カートリッジ製作ですが――＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それから簡単な説明をパラティヌスがする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、実際に１つ作ってみる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「わっ、簡単」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜本来はバックスがやるべき仕事ですけどね。&lt;br /&gt;
　何気に作ろうと思えば簡単なんですよ？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
手に持った薬莢を光に当てて色々な角度から見てみる零奈。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
鈍い金色を放つ円筒形のそれは、零奈の顔をキレイに映し出す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「キレイ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
鏡の様に自分を映し出す薬莢を零奈はまるで宝石のようだ、と思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本物の宝石は見たことがないけど、それでもその辺のレプリカ以上の輝きを持つソレは、多分、本物の宝石と同じくらいに輝いているのだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
光を反射して、眩く輝く薬莢。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零奈はうっとりとそれを眺め続けていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜学校をお忘れですか？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零奈はふとパラティヌスの言葉で我に返った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
首にぶら下がっているペンダントを零奈は見やり、無理矢理笑顔を作ってみせる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うーうん、全っ然忘れていないんだからね？パラティヌス？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜・・・・・・・りょ、了解・・・・＞</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E7%8E%8B%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%80%80%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%AFss/%EF%BC%93%E8%A9%B1%E3%80%8C%E8%A3%8F%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E2%86%90%E4%BB%AE%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>自分は、何のために戦うのだろう・・・？</title>
      <description>メリダ島が襲撃されて、＜ミスリル＞も組織として機能できなくなってしまった・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、表では言われている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、裏の中の表の話なのだが。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜ミスリル＞の残党、西太平洋戦隊＜トゥアハー・デ・ダナン＞の艦長、テレサ・テスタロッサ大佐は艦長室で１人、悩んでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜アマルガム＞に基地を乗っ取られ、沢山の部下が自分のために死んでいった・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分が無能であったから、自分がもっと強ければ、もっと沢山の命を救えただろう、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
基地から出来るだけ沢山の人員を乗せてこの＜トゥアハー・デ・ダナン＞はいま、航行しているわけだが、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これから、沢山の問題が生じてくるはずだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
弾薬、食料、はてやこの艦の動力＜パラディウム・リアクター＞の不足など、など・・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
布団に包まって、うつろに開かれた銀色の、テッサの瞳から涙がこぼれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もう、こんな戦争は二度としたくない、もう誰も死なせたくない・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜艦長、補給場所のポイントが入力されています＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
テッサはこの艦のAI＜ダーナ＞に聞き返す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「本当ですか？誰が入力したのです？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜肯定です。入力者は、ミスリル作戦部トゥアハー・デ・ダナン所属、A・カリーニン少佐です＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
A・カリーニン――&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
基地で、自分を逃がそうとし、逃げ遅れた副官の１人だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・どこなの？ダーナ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ポイントH48です」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自然とテッサの瞳から喜びの涙がこぼれた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その時、あるひとつの思いがともった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
死んだ、部下の敵を討つ為に、兄、＜アマルガム＞を討とうと、その時誓った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だから、負けない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この七つの海を支配するこの潜水艦があれば、きっと勝てる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう、思えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
END</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AF%E3%80%81%E4%BD%95%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E6%88%A6%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%82%8D%E3%81%86%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%EF%BC%9F</link> 
    </item>
    <item>
      <title>ゼロと黒　01「それは突然、これは運命の出会い？」</title>
      <description>前書き&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これはゼロの使い魔&amp;times;魔法少女リリカルなのは（オリキャラ）のクロスSSです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
会話等あくまで覚えている限りは原作どうり書きますが、すみません、ストーリーは覚えていても台詞覚えていません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、リインフォースとアリシアは生きているという設定です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＊＊＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どかん！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本日何度目か分からない爆発が起こった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
咳き込む人、人。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
視界が悪く、殆ど見えない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今回も失敗かなと、彼女ルイズ・フランソワーズは思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
溜息混じりに杖を下ろし、ふと顔を上げた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「う・・・煙くさい、どうなってる・・・？デストロイ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜It is uncertain. &lt;br /&gt;
In seeing the appearance, it seems not to be middochiruda. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、声がする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
煙が晴れていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこには少女が１人、ぽつりと佇んでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・あんたは？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「アンタは誰ってんのっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルイズは少女に近づきながら言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「えっと、その、貴方こそ、誰ですか？人に名を尋ねるときは、自分の名を先に言うのが礼儀です」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
正論を述べながら少女は手に取った懐中時計を見やる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ふう、デストロイ、居てくれてよかった。・・・デストロイ、自己診断プログラム起動、ちゃんと自身の把握しておいて」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Yes Sir.＞&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「えっと、さっきから誰と話してるの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルイズは歩きながら言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・礼儀知らずですね。はあ・・・。私は、ノワール・ハラオウンと申します。貴方は？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うっ・・・っ！る、ルイズよ、ルイズ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この平民風情が、貴族に向かって「礼儀知らず」だと？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルイズは前にいる、ノワールと名乗った少女をきっと睨む。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ノワールは懐中時計をぎゅっと掴む。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Self-diagnosis completion. &lt;br /&gt;
System abnormality none. &lt;br /&gt;
The following instruction please＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、感情のこもっていない声が響く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ノワールの口は、動いていない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「誰としゃべってるの？アンタ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルイズは自身の杖を意識しながら問うた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「この子です。インテリジェントデバイス&amp;rdquo;デストロイ&amp;rdquo;って言います」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言ってノワールは懐中時計を差し出す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「デバイス？何？それ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜There seems to be no concept of device in this world ..master.. apparently. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気が付けばルイズとノワールは注目の視線を浴びていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんか「ルイズが平民を召喚したぞ」とか「あの子マジックアイテム持ってる」とか、「しっかりと契約できるか？&amp;rdquo;ゼロ&amp;rdquo;のルイズ」などなど、そんな声が聞こえる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ノワールの耳は結構いいのでそんな声結構簡単に聞こえたが、自身の身に関わるような事柄じゃなさそうなので無視する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルイズはノワールの前に座ると、トマトのように顔を赤くした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「き、貴族にこんな事させるんだから感謝なさいよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「べ、別にレズとか百合とかって意味じゃ、無いんだからねっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
するとルイズはなにやら呪文を唱え、ノワールの口にキスをした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかしそれは一瞬ですぐに身を放し、顔を真っ赤にしていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・デストロイ、管理局と連絡取れた？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜No. &lt;br /&gt;
There is no response. &lt;br /&gt;
There is no response though barudei;sshu and keryukeion are called with the secret story line. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっか、とりあえず、荷物持ち兼サポート用のデバイス持ってきてるからまあ、問題は無いとして、さっきの呪文が問題だね。何だと思う？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Perhaps, it might be a cantrip of use manitou some chigi. &lt;br /&gt;
It might be a little troublesome because there seems to be no employment system of the use manitou in this world. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はあ、じゃあコノミやボーマンダはどうなるの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Do though it is thought that it is possible to summon it?＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっかぁ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ノワールは左手を見やる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何か、刻まれている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
通りでさっきから熱いと思った、とノワールは思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ちゃんと契約できているようだね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると、誰か男が声をかけてきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うむ、それにしても珍しいルーンだな。ちょっとスケッチしてもいいかい？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ええ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると男は紙に何かを書いていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うむ、ありがとう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気が付くと男は去っていった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分がデストロイと喋っている間からさっきまでルイズの非難の声が聞こえるが、問題ない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
よいしょ、と立ち上がる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「アテーナー、情報はちゃんと入ってるよね？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Yes. &lt;br /&gt;
Is information collected though there is no instruction?＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自身のサポート兼物置ことアテーナーはそう答える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ノワール以外の人間はやれ&amp;rdquo;会議用&amp;rdquo;だの&amp;rdquo;雑用係&amp;rdquo;だのと言っているがアテーナーはこれでもかなりスペックは高い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
デバイスマスター資格をとった後、自作で造ってみた初めてのデバイスである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
空を飛んでいく魔導師もどきたち。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気が付けばルイズも石作りの建物に入ろうとしていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無言でルイズの後を追った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あの、ルイズさん」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夜。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「何？ノワール」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ココは、どういう世界なのかご説明願いたいのですが。あと、私がミッドチルダに帰る方法を」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「世界について？わかったわよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ここはハルケゲニアという大陸である。&lt;br /&gt;
ここは、トリステイン王国の魔法学院である事。&lt;br /&gt;
この世界には魔法が存在する事。&lt;br /&gt;
魔法には火、土、風、水、そして失われた系統、虚無が存在する事。&lt;br /&gt;
自分がラ・ヴァリエール公爵家の三女である事など。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なるほど、まあ、大体の事は分かりました。あとは自分で情報を集めます」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そう、それで、さっきから思うんだけど、デストロイって何で喋るの？デバイスとかって言ってたけど」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、はい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分はミッドチルダという世界から来た。&lt;br /&gt;
自分は小さい頃孤児だった。&lt;br /&gt;
そして&amp;rdquo;時空管理局&amp;rdquo;の執務官、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンに保護された事。&lt;br /&gt;
ミッドチルダにも魔法が存在する事。&lt;br /&gt;
ミッドチルダで使われる魔法はミッドチルダ式、古代ベルカ式、近代ベルカ式の三つに分かれること。&lt;br /&gt;
自分はその数少ない古代ベルカ式の使い手であること。&lt;br /&gt;
管理局の武装隊に所属していた事。&lt;br /&gt;
ミッドチルダの魔法はデバイスを使用して行使する事などを話す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「つまり、デバイスは私たちで言う杖なのね？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい。ちなみにさっきの召喚魔法を観測した結果、この世界で使用される魔法、ハルキゲニア式にはルイズは向いていないようです」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え・・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「デバイスを使用した場合の予測は立てていませんけど、とりあえず道具一式ありますし、造ってみましょうか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、ノワールは微笑で言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
良い暇つぶしになりそうだし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「考えとく、もう疲れた。お休み、ああ、アンタは私の隣で――」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私はちょっと、屋根の上に行ってきます」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、そう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ネグリジェ姿のルイズはさっさと寝息を立て始めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
屋根の上、二つの月がやけに輝いている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・さてと、アテーナー、ジャミング開始」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Yes. &lt;br /&gt;
Passive jamming. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いくらか魔力探知の範囲が広がり、多少敏感になる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「デストロイ、捜索魔法」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Yes Sir.＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒っぽい、紫色の魔方陣がノワールの足元に引かれ、もう１つの魔方陣があたりに広がっていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ちょっと荒っぽいけど、仕方ないかな・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
捜索をしながらミッドチルダの事を思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同じ部隊のキャロやエリオ、ルーテシア、アリシアの事、自分を拾って育ててくれたフェイトの事、訓練を手伝ってくれた高町なのは教導官、スバル、ティアナの事、いろいろ世話焼いてくれたはやてやリインフォース、ヴォルケンリッター達のこと、そして戦闘機人たちの事・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はぁ・・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
感傷に浸っていると自然と溜息が出てくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ここは、一体何処なのだろうか？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まぁ、星の数ほどある世界だ、管理局も全てを把握してないし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とりあえず帰れる事を願って今は自分が出来る事をしよう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
というわけで、まずはこういう地道な調査からはじめたわけだが、だんだんと睡魔が暴れてくるのである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして気が付けば、朝。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
魔力を流したまま寝てしまっていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、寝ちゃってたか・・・、デストロイ、アテーナー？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Master Jesus?＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Yes, what is it?＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どうなってる？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜&amp;quot;Steal&amp;quot; of magic in this world ..data of the library at this school.. came. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、デストロイは答える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
デバイスが、&amp;rdquo;ちょろまかして&amp;rdquo;と言ってきている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あはは・・・まぁ、多分この世界にデータという概念は大した事なさそうだね。アテーナーは？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜The data that desutoroi collected in the link mode is preserved. &lt;br /&gt;
I examined it about wizards in this world. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっか・・・あ、ルイズさんがヒステリックになる前に帰ろうか」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Yes Sir.＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Yes, it has understood. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
屋根から飛び降りる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルイズの部屋の窓は――よし、開いている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
飛行魔法を微かに使い、窓に飛び込んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ひっ！い、一体アンタどっから出てくるのよっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんと、ルイズが着替え中であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「す、すみません・・・屋根の上で寝てしまってて・・・。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「風邪引くわよ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「その辺ご心配なく。私仕事柄寒かったり狭かったり、環境の悪いところで寝るのは日常茶飯事でしたから。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ベッドから飛び降りて、扉に手をかける。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「何処に行くの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いえ、昨日の話しだと貴方の身を守るのが仕事と聞きましたから、ちょっと、ね？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ダメ、これから食事があるの！使い魔は主と一緒に行動するのよ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ですけど・・・。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なに？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「では、コレではダメですか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
紫色の魔方陣が引かれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「我集いし聖なる騎士よ、我の身を守りたもう・・・。聖なる竜の王へ、我使いし騎士を送りたもう・・・。ボーマンダ、召喚」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると、窓から覗く大きな瞳が見えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私の召喚獣の１つ、ボーマンダです」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「す、凄い！風龍！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いえ、実は炎です」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「凄い！凄すぎるわよ！アンタ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あははい、では」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さっさと廊下に出て歩く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何処が何処だか良くわからないが歩いて場所を覚えるのが一番である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
管理局入局した後はそうだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何度か迷子になったけど、「道は続いてるぜッ！」という信念で当時は目的地までたどり着いたのである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まぁ、今はデストロイやアテーナーが居るから迷子になっても電子マップで場所を確認すればいい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それでもダメなら、最終手段として飛行魔法が残されているし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それにしても、立派な石造りの建物だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夏は暑くて冬はとても寒そうだなとか思ったりしながらゆっくり歩く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルイズのほうはボーマンダを置いてきたので問題は無い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、「平民」とか「貴族」とかそんな話が少し気になる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まぁ、その辺も図書室へ行けば何か分かるだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
図書室は多分、無限書庫ほどじゃないけど結構な資料の山があるだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこで役に立つのは「知恵の女神」の名を持つアテーナーの出番である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
デストロイはあくまで戦闘魔法などの補助に特化したデバイスなので図書室などではあまり使えない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・あ、ルイズさんにデバイス形状の希望取るの忘れた。・・・・念話、できるかな・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
というわけで、念話で話かけてみることにした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ルイズさん、聞こえますか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『え・・？』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「よかった、通じたみたいです。でもハルゲケニア式は使えないのは間違え無いみたいですね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『さっきから、誰？誰が喋ってるの？ノワールの声で、誰？アンタ』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ノワールです。えっと、デバイスの形状はどのようなのが良いですか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『デバイス？造るの？』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい、ルイズさんがハルゲケニア式を使用できない事が今、分かりました。この念話で」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『え・・・』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「この念話は私たちが使うベルカ式や、ミッドチルダ式の基礎魔法の１つです。&lt;br /&gt;
　それと、この世界の魔導師、もどきたち、とんでもない勘違いをしているようですし」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『も、もどきって・・・。&lt;br /&gt;
　ああ、そういやベルカとかミッドチルダとか、何？&lt;br /&gt;
　とりあえず、アンタがメイジで、古代ベルカとかっていう魔法を使うのよね？&lt;br /&gt;
　この、ボーマンダで魔法使うところ私、見たし。&lt;br /&gt;
　古代ベルカ式については、説明軽く受けたけど、ミッドチルダ式って？』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
説明めんどくさいなと、溜息をつきながら、説明を開始する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうですね、私たちが使用する魔法は主に３つに分けられます。&lt;br /&gt;
　ミッドチルダ式、近代ベルカ式、古代ベルカ式です。&lt;br /&gt;
　ミッドチルダ式は、私達の世界ではホピュラーな魔法です。&lt;br /&gt;
　近距離、長距離限らず使用できるし、扱いやすいのだそうですよ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『へぇ、で、ノワールは使えるの？』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「残念ながら使用できません」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニコニコ笑いながら歩くノワール。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
周りのメイドや貴族がひそひそと話をしている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「で、次に近代ベルカ式ですね。&lt;br /&gt;
　この魔法は比較的新しい魔法形態です。&lt;br /&gt;
　ミッドチルダ式をベースに、古代ベルカの魔法をエミューレートして再現した魔法です。&lt;br /&gt;
　ですけど古代ベルカと同じで個人戦に長けていますね。&lt;br /&gt;
　エミュレート魔法故に、ミッドチルダ式と併合して使用する魔導師が多いです。&lt;br /&gt;
　ちなみに魔導師としても登録はできますけど、この魔法形態では騎士登録するほうが多いです」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気が付けば図書室だと思われる場所の扉の前。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そして最後に古代ベルカ式ですが、使用者は希少で、レアスキル認定を受けています。&lt;br /&gt;
　個人戦に長けている魔法形態になります。&lt;br /&gt;
　それで特徴的なのがカートリッジシステムです。&lt;br /&gt;
　カートリッジシステムは一時的に魔力を高める効果を持っています。&lt;br /&gt;
　ですが、カートリッジシステムの扱いは難しく、使用者は少ないです。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『へえ・・・それで、私は何式なの？出来れば古代ベルカがいいな』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「無理ですね。今の時代に古代ベルカなんて使える人はいません。&lt;br /&gt;
　居るとすれば、私が知っている中では、魔道書のプログラムだったり、ロストロギアの所持者だったりします」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『そ、そうなの・・・』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私はルイズさんに近代ベルカ式の魔法を使わせようと思います。&lt;br /&gt;
　ミッドチルダ式と併合して使用すれば、戦術枠が広がりますし。&lt;br /&gt;
　それに、扱いやすいので。・・・流石に純ミッドチルダ式とかって言ったら大変な事になりそうですから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルイズはノワールの言葉を最後の部分だけ聞き流す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「というわけなので、起動前はどういう形がいいですか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『う～ん、任せるわ』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「わかりました。では、起動後、どのような武器がいいですか？広域魔法が使いたいですか？それとも剣とかの近距離がいいですか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『それも任せる』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「わかりました」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E9%AD%94%C3%97%E9%AD%94%E6%B3%95%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%80%80ss/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%A8%E9%BB%92%E3%80%8001%E3%80%8C%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%AF%E7%AA%81%E7%84%B6%E3%80%81%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%AF%E9%81%8B%E5%91%BD%E3%81%AE%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%84%EF%BC%9F%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>IFメタル・パニック！　01「ホーリー・ナイト」</title>
      <description>&lt;p&gt;『大佐殿、本当に大丈夫ですか？』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい、大丈夫です、相良さん」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
暗闇の中で２機の白い機体がゆっくりと進む。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ARX-8&amp;rdquo;レーバテイン&amp;rdquo;と、TRS-00&amp;rdquo;ホーリー・ナイト&amp;rdquo;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今回の任務は、ホーリーナイトのオペレータ、テレサ・テスタロッサ大佐の初陣で、内容は麻薬の密輸を防ぐというものだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;トゥアハー・デ・ダナン&amp;rdquo;の艦長を兼任している大佐―テッサはつい先日AS（アーム・スレイブ）の操縦免許を取得したばかりで、自身の設計したこのASのならしと、テッサ自身の訓練をかねている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみにテッサが転ばずにいられるのは&amp;rdquo;ホーリー・ナイト&amp;rdquo;の高度なＡＩが全力でサポートしているからだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『もうそろそろです、武装の確認を忘れないでください、あと、前にはでないように』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
テッサの護衛を勤めるウルズ２、３、７の３人は正直ヒヤヒヤだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『・・・ソースケ、テッサ転ぶと思う？』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『転ぶ可能性は・・・あるだろう、多分。残念ながら予測できない』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『あるんじゃない？フィン。たった数センチの段差で転んじゃうほどドン臭いんだし』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
テッサには聞こえないように、３人は小声で喋った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;「こちら白天使です。聞こえてますよ？皆さん」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
テッサは&lt;/p&gt;</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%81ss%E3%80%80/if%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%81%E3%80%8001%E3%80%8C%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>２話「魔法の世界へ、なの」</title>
      <description>つい昨日、なんか狼みたいな変な物体に襲われたの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絶体絶命の大ピンチ到来っ！？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、思っていたら、お母さんから貰った白い鎖のかかった本が、何か喋りだしちゃったの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜封印を解除してください、主。今がその時でしょう＞って。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そしてその本、&amp;rdquo;騎士王の書&amp;rdquo;と、その管制人格、&amp;rdquo;パラティヌス&amp;rdquo;の力を使って敵を打ち破ったんだけど・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
魔法少女リリカルなのはナイト、始まります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
第２話「魔法の世界へ、なの」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いくつかあるの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜はい＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「説明して？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜了解、主。&lt;br /&gt;
　　まず一つ目は、先に使用した、&amp;rdquo;ソードフォーム&amp;rdquo;。&lt;br /&gt;
　　接近戦に特化したデバイス、&amp;rdquo;クロスナイト&amp;rdquo;を主装備とします。&lt;br /&gt;
　　二つ目、魔法戦に特化、特に広域魔法に特化したデバイス&amp;rdquo;シュピゲルトゲール&amp;rdquo;を主装備とする&amp;rdquo;メイジフォーム&amp;rdquo;。&lt;br /&gt;
　　三つ目は、砲撃戦に特化した&amp;rdquo;ランチャーフォーム&amp;rdquo;、使用デバイスは&amp;rdquo;ケルベロス&amp;rdquo;です。&lt;br /&gt;
　　四つ目は、情報戦に優れた&amp;rdquo;インターフォーム&amp;rdquo;、デバイスは&amp;rdquo;ディレクトリ&amp;rdquo;です。&lt;br /&gt;
　　後は、主の活躍次第で増えていきます＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私の活躍？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私、藤原零奈。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
海鳴市の小学三年生。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
の、筈なんだけど、つい昨日、&amp;rdquo;魔法少女&amp;rdquo;みたいなのになってしまったの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんが前にくれた金色の十字架の装飾がある白い本――パラティヌスは＜はい＞と答える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜貴方が独自のアイデアで新たな魔法を作ることが可能です、もちろん、デバイスも。&lt;br /&gt;
　　そういった情報は、まだ必要ないでしょうけど＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスはこの白い本、&amp;rdquo;騎士王の書&amp;rdquo;の管制人格、人工知能&amp;rdquo;AI&amp;rdquo;で、時空管理局とかって言う組織では&amp;rdquo;ロストロギア&amp;rdquo;と呼ばれているそうだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今のところ、パラティヌスはとても冷静で、頼りに出来ると思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっか・・・。ねぇ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜イエス・マスター？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私が造ったデバイスやその魔法は次の主へ行くの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜はい、だって最初は&amp;rdquo;ソードフォーム&amp;rdquo;だけでしたから＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うん十人も主になったのに、数種しか増えてないんだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜それはですね、何と言いましょうか、まだ主の頭に入らないと思うのですが・・・。&lt;br /&gt;
　　まぁ、いずれ必要になる知識ですから説明しておきましょう。&lt;br /&gt;
　　ソードフォームの次に出来た&amp;rdquo;メイジフォーム&amp;rdquo;は、たまたまその主がデバイス&amp;rdquo;シュピゲルトゲール&amp;rdquo;をつくり、私に組み込みました。&lt;br /&gt;
　　ですけど、まだ使える魔法は殆どありません。&lt;br /&gt;
　　というわけで、その次の代の方々が、だんだんと、使用できる魔法を増やしていったんです。&lt;br /&gt;
　　私はその方々に育てられてきたんです＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「へぇ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜まぁ、ああ、後、この書の役割は二つあります＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「何？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜１つは、同系統の書、&amp;rdquo;夜天の書&amp;rdquo;の護衛です。&lt;br /&gt;
　　もう１つは、代が変わるにつれて世界を移動し、その世界の強い騎士や、使い魔などを記録していく事です。&lt;br /&gt;
　　その気になれば、主もその騎士たちを召喚できるようになります＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「へぇ、じゃあねえ、夜天の書って？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜夜天の書は私とともに世界を移動し、その世界の魔法を記録していく役目を担っています。&lt;br /&gt;
　　夜天の書に入れられた魔法は、夜天の主ならば、使用可能になります。&lt;br /&gt;
　　あと、私、騎士王の書以外にも数種、一緒に渡った書があるんですけど、データが消去されていて、すみません＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスは申し訳なさそうに、言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっか、ってことは、騎士王の書にない知識は、たとえパラティヌスが知っていた知識でも、データになければ、&amp;rdquo;忘れた&amp;rdquo;って扱いになるの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜そうでしょう、恐らく。&lt;br /&gt;
　　私、失礼ながらまだ全てを把握できているわけではありません。&lt;br /&gt;
　　何処かの世界で改編されて、とても危険な力を持っている可能性もありますし。&lt;br /&gt;
　　&amp;rdquo;前世&amp;rdquo;の私が知っていた知識でも、騎士王の書にサルベージされた時に、消去された可能性があります＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「前世？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜失礼しました、忘れてください。&lt;br /&gt;
　　とにかく、主は魔法の訓練を重ねていく必要があるでしょう、私を持っている限り＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスは＜広域地形レーダー、&amp;rdquo;グランドマップ・サーチ・モード&amp;rdquo;起動、訓練に適した地形を捜索中＞と言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「今から？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜はい。遅かれ早かれ&amp;rdquo;時空管理局&amp;rdquo;がこの世界にやってくるでしょうから＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスはその後、＜二時の方向距離３００に開けた場所があります。移動しましょう＞と言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ねぇ、思ったんだけどどうやって持っていけば？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜サイズダウンします。・・・サイズダウン・レディ？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どうやって行使するの？それ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜私が小さい姿を思い浮かべれば、大丈夫です＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うん、じゃあ・・・パラティヌス・サイズ・ダウン」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
するとパラティヌスは、騎士王の書は、小さくなった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ペンダントサイズになると、＜どうします？とりあえず、ペンダントとして使用できるように穴もつけましたが＞とご親切に言ってきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ありがと、ちょっとまって」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言うとペンダントと思われるような糸状の物を持ってきて、パラティヌスに通し、首にかけた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
扉を出て、鍵を閉める。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「えっと、位置、もう一回お願い？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜はい、二時の方向、距離３００、すぐそこの丘です＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ありがと、パラティヌス」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
階段を下りて、ゆっくり道を歩き、目的の丘へついた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
が、先客がいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なのはちゃん？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「零奈ちゃんだ、おはよう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
高町なのは。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同じクラスの子。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると、パラティヌスは低い声で言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜気をつけてください、主。その方は魔導師です＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「えっ！？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
驚きのためか、大きな声で怒鳴っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「う、うそ、ばれてる、というかあのパラティヌスとかってのデバイスなの？レイジングハート」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なのはもビックリして赤い宝石に向かって言っている&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜The linker core was detected. &lt;br /&gt;
And, it seems that that book is rosutorogia. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え、ペンダントが喋った、しかも英語ッ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零奈は驚いてびくびくしている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜レイジングハート、私と主は&amp;rdquo;ジュエルシード&amp;rdquo;の回収に手を出すつもりはありません。&lt;br /&gt;
　　ですが、&amp;rdquo;夜天の書&amp;rdquo;に手を出すのなら私は容赦しません。おわかりで？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Of course, it understands. &lt;br /&gt;
I agree to the thing that &amp;quot;King knight book&amp;quot; doesn't cooperate chiefly. &lt;br /&gt;
&amp;quot;Book of the night heaven&amp;quot; is made a thing according to the main intention. ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
―もちろん、分かっています。&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;騎士王の書&amp;rdquo;が主に協力してくれない事も、承知しています。&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;夜天の書&amp;rdquo;に関しては、主の意思に従う事にします。―&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜覚悟は出来ているようで。&lt;br /&gt;
　　今ココで、打ち合ってもいいことはありませんし。&lt;br /&gt;
　　貴方の主は先日魔法に触れたばかり、私の主なんか昨日ですから＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どうやら、敵対しているようである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
レイジングハートについては、英語なので良くわからないけど、とにかくそれだけは分かる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なのはも同じだった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私と零奈ちゃんのデバイス、&amp;rdquo;レイジングハート&amp;rdquo;と、&amp;rdquo;パラティヌス&amp;rdquo;は敵対しているのだと。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え、えと、ねぇ？パラティヌス」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜イエス・マスター？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こう見えても私となのはちゃん、友達なんだよ？敵対しろって言ってるんでしょ？&lt;br /&gt;
　レイジングハートも、パラティヌスも。私はそんなの、嫌だから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零奈はキッパリと言い放つ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜ですけれど、私達の目的――＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なのはちゃんが、この世界の中でも強い人だったら？&lt;br /&gt;
　強い人を記録するのが、騎士王の書、&amp;rdquo;パラティヌス&amp;rdquo;の役目でしょ？&lt;br /&gt;
　レイジングハートは、スクライア一族に発掘されて、なのはちゃんのところに来て・・・。&lt;br /&gt;
　それまで何万年生きてるの？&lt;br /&gt;
　何万年も生きてるなら分かるでしょ？&lt;br /&gt;
　人の友情はたとえ、指名でも、ね？心から敵対なんて出来ない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「零奈、ちゃん・・・。&lt;br /&gt;
　・・・うん、そうだよ！レイジングハート！&lt;br /&gt;
　パラティヌスも、そうだよ？&lt;br /&gt;
　仲良くしよう？遠まわしだけど、そう言っているんだよ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜＜主・・・＞＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
レイジングハートは英語だが、レイジングハートとパラティヌスは２人を、&amp;rdquo;主&amp;rdquo;と呼んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「反省できた？パラティヌス？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜もちろんです＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「レイジングハート、零奈ちゃんは敵じゃないよ？わかった？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Jesus and my main ?＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
―イエス・我が主？―&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっか、じゃあ、なのはちゃん」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うん」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスを取って言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「パラティヌス」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜イエス・マスター？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「シュピゲルトゲール、セットアップ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜アイ・サー、&amp;rdquo;騎士王の書&amp;rdquo;起動、メイジフォーム、展開、アームドデバイス&amp;rdquo;シュピゲルトゲール&amp;rdquo;を起動します．．．＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
銀色光。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なのはは黙ってそれを見た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこに現れた、魔導師、零奈を。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
全体的に白で銀色の装飾があり、ドレスでマントを羽織っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
杖は、同じく銀色で、杖の先に装飾があり、装飾の真ん中にデバイスコアがあるようだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスは、というと、前回と同じく左手に。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
長い黒髪はポニーテールになっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「わぁ、すごい、凄いね、いきなり起動できるなんて！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なのはは感激していた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「じゃあ、私も。いい？ユーノ君？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「凄いね！なのはも、零奈さんも」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え、喋った、フェレット喋った！その子もデバイス？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「違うよ！」と、フェレットの姿をした動物が言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「じゃあ、レイジングハート！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Setup＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
桜色の光が辺りを包む。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、白いバリアジャケット姿のなのはが現れた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「すごいね、なのはちゃんも」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え～、零奈ちゃんのほうが強そうだよ、ねえ、じゃあ、一緒に訓練しよ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
時空管理局所属時空航行船&amp;rdquo;アースラ&amp;rdquo;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「騎士王の書？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
クロノ・ハラオウン執務官はモニターに目を走らせながら言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「闇の書とともに流れている書だ。騎士王の書がその世界にあるなら、恐らく闇の書や&amp;rdquo;騎士杖の書&amp;rdquo;などがその世界にあるはずだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ふ～ん」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
クロノの部下、エイミィは興味無さげに言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「それで、どうするの？多分、ロストロギアの危険性をあの子達は知らないかもよ？クロノ君」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうだな、・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ねぇ、パラティヌス？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜何でしょう？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「魔法は、&amp;rdquo;前世&amp;rdquo;のパラティヌスはどう思ってた？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜・・・そう、ですね・・・。&lt;br /&gt;
　　ただ、仲間との誓いを果たすための、力、ですかね＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悲しげに、パラティヌスは言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっか・・・じゃあ、魔法の世界って、どんな世界かな・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜・・・わかりません。&lt;br /&gt;
　・・・・・・・さっきから思ってたんですけど、何か悩み事でも？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夜風に当たりながら「そうかも」と、自嘲気味に零奈は言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
魔法の世界は、広い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分はもう魔法の世界に入ってしまったのだから。</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E7%8E%8B%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%80%80%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%AFss/%EF%BC%92%E8%A9%B1%E3%80%8C%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%B8%E3%80%81%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１話「それは始まりなの」</title>
      <description>ある日突然白い鎖のかかったきれいな本が、何か言ったように思えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
知るためには、この鎖を解いてあげる、そのためには鍵が必要。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど、その鍵が見つからない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私はそれがとても残念な気がした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・・・だって、仲良くなれそうだから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
魔法少女リリカルなのはナイト、始まります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
第１話「それは始まりなの」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
朝。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
狭いワンルームのアパートのベッドの上で私は目が覚めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白いカーテンがふわりと飛ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・ああ、昨日窓閉めるの忘れちゃったんだね。・・・くちゅっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
可愛いくしゃみをするとベッドを降りる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ベランダに出る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
深呼吸。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ふう、あさって清清しいね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
青い空。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「今日は雨は降らなさそう。天気予報のはずれだ。ラッキー」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
棒読み子です、この子。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
時計を見る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あ、やば、遅刻だ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
早足気味でベランダから部屋へと入りキッチンへ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
冷蔵庫からパンとジャムを取り出す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パンをトースターへ放り込み、彼女はキッチンを出、ベッドの脇にかけてある制服を取る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パジャマを脱ぎ、手馴れた手つきで制服を着る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
制服を着終えると同時に&amp;rdquo;チンッ&amp;rdquo;と、子気味のいい音が聞こえ、香ばしい匂いが漂ってくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
再びキッチンへ向い、トースターからパンを取り、急いでジャムを塗り口に放り込む。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もぐもぐかみながらカバンを取り、窓を閉め、アパートの扉を開けた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、部屋の鍵を閉め、廊下を走って、階段を駆け下りて、駐車場まで出る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると、バスが走り出そうとしていたのを急に止めた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少し送れてバスの扉が開く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あら、おはよう、行儀悪いわよ？それに珍しいわね、遅刻寸前なんて」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
担任の先生が声をかけてくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「すみません・・・もぐもぐ、ごくり。もう、大丈夫です。おはようございます」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はいはい、じゃあ、バスに乗って？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
バスに乗る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
手近な席に腰を下ろす。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一番後ろには亜麻色の髪をした、ツインテールの子や、黒髪の美しい子が居る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少し微笑んで、「おはよう」と声をかける。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
後ろの席の子達が「おはよう」と返して笑ってくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私は藤原零奈。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
海鳴市の小学３年生。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
カバンを開けて、白い本を出す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い本は金色の装飾が施され、とても、美しい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど、この本、鎖に縛られていて、中身を読むことが出来ない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
真ん中の鍵穴に合う鍵を今度作ってもらおうか、などと思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
母が誕生日にくれたこの本。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
中を読んでみたい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな事を思っていたら、&amp;rdquo;声&amp;rdquo;が聞こえたような気がした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜貴方は、私の力を必要としていますか？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
――え・・・？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜この魔―書を使用するにはリン――・――と呼ばれるものが必要であり、我を受け入れられる――力、そして、そのある――が必要です．．．＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
――貴方は、誰？誰なの？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「だれなのっ！？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気が付けば、叫んでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「藤原さん、危ないですよ？座ってください」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あ、はい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
呆気に取られた、気分だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本をカバンに仕舞い、ぼおっと窓の外を見た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
美しかった・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
帰り。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぼおっと歩きながら考える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの声はアレだけじゃなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
授業中にも何度か＜必要ならば封印を解除してください＞と言っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
良くわからないので放置していたのだが、あの声を聞いてる時は外の声は全然聞こえないようだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それに、周りの視界も授業中に聞いた声の場合は、黒くなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
外の世界とは遮断されたような、意識の世界だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちゃんと気を持てば元の世界に戻る事は出来たから、その時は気にしなかったけど・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
頭に余裕が出来て考え始めてしまう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
考えていたら――&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グァアアアアア～～ッ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ひっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒いシルエットが見える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まるでつや消し処理をしたような、立体感のない何か。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
驚いて零奈は尻餅をついた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
体から力が抜けて、立ち上がれない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
うう、どうしよう・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その時、また、声がした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜封印を解除してください、主。今がその時でしょう＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え？封印？解除？何それっ！？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜鍵です。さあ、早く＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「鍵？そんなの何処――」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あったよ、あった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
金色の、長細い奴。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あ、あれ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜はい、そうです、主＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どうにか、拾ってみる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
爆風で目は殆ど見えない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
手探りで探した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
カバンから本を出し、鍵穴にさしてみる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
鎖が、取れた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本が、宙に、浮いた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜マスター・コントロール・レディ、騎士甲冑を展開します、主＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え？え？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
周りを光が包んだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とても強い、金色の光。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、金色から、銀へと変わる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あ、元の視界になった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私、ドレス着てる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白いドレスに銀色の防具がついていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前にはあの白い本があって、浮いている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜騎士甲冑展開完了、デバイス情報転送。術式転送、藤原零奈を主に登録、さあ、どの装備で？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「えっと、えっと・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜ソードですね？了解しました、術式展開、形状変更開始＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本は指輪――ブレスレットと指輪を鎖で繋いで中央に白い宝石がある――になり、それが左手に。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
右手には、剣。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜了解しました、カートリッジ・ロード、魔力刃を展開＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
剣の刃が金色に輝く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜さあ、戦闘開始ですよ？主＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どうやって、戦うのよっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜振れば分かります、キャリアが大事です、キャリアが＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「わかった、もう知らないもんっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
走る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い良くわからない襲撃者のシルエットが近づくにつれて良くわかる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
狼だ、犬でも、猫でもない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを見るととても恐くなる、さっきいきなり襲われた時より。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜主、&amp;rdquo;スラッシュ&amp;rdquo;の使用を推奨します＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「スラッシュって？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この間も、走る、走る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ガチャガチャ装備がなっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜その質問を肯定とみなします。よろしくて？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜沈黙を肯定とみなします、・・・レディ？＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ふぇ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜使用可能ってことです＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「むむわかんないっ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
敵の腹にぶつかりそうになるが、垂直に跳躍。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うぉっりゃああああ亜～～～ッ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
上から、一閃、力任せに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
着地、崩れ落ちる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
敵は、そのまま何もなかったかのように消えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「い、一体、何・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜ロストロギアの暴走だと思います＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
手の甲で喋る何か。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ロストロギアとかってのも気になるんだけど、さっきから誰？貴方」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜失礼しました、私はこの&amp;rdquo;騎士王の書&amp;rdquo;の管制人格&amp;rdquo;パラティヌス&amp;rdquo;と申します＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「パラティヌスか、宜しくね？私は――」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜藤原零奈、私を４万年ぶりに起動させた第53代目の主です＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、何で知ってるの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜主の情報は契約時に読み取りました、主も術式等のデータは転送されてるはずです。ロストロギアについても＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスは落ち着いた女性の声だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ん～、どうやって引き出すの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜まだ難しいですか、わかりました、・・・空間モニター起動＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零奈の目の前に透明な何かが出る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それに目をやると、たくさんの情報が表示されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それと同時に、&amp;rdquo;魔法&amp;rdquo;や、&amp;rdquo;ロストロギア&amp;rdquo;、&amp;rdquo;パラティヌス&amp;rdquo;についての情報が頭に流れてきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜私がこうやって指示を出さないとやっぱり大変ですね＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どういうこと？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜主の脳はまだ成長段階にあります、記憶容量も小さい。私が送った情報が膨大故に、主の脳で処理しきれなかったってことです。でもしっかりと記憶はされています。私の指示で思い出せたのがその証拠です。脳が成長期なので、処理しきれないのは当然なのです＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「へえ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜まぁ、その他の詳しい事は後で。今はさっさと帰宅する事にしましょう。良い子は真っ直ぐ帰らないと＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うん、そうだね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜では、・・・騎士甲冑解除、シャットダウン、レディ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パラティヌスがそう言うと零奈は元の制服姿に戻っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E7%8E%8B%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%80%80%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%AFss/%EF%BC%91%E8%A9%B1%E3%80%8C%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%AF%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>ＭＡＤＬＡＸ　もう１つの物語-ストーリー-　１話　「始まり」</title>
      <description>とある都市の古びたビルの一室。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夜景をボケッと見ながらフォークを突付く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
コードネーム-レイン。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それが、彼女の名前。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニュースではガサッソニカ王国で今も内戦が続いてる事が報じられていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、彼女にとって好都合な事。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
エージェント。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それが彼女の仕事。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
テレビの映像がＣＭに移り変わる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その時、携帯電話が鳴った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを手に取り、電話に出た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「仕事だ、ガサッソニカのある基地の女性士官、ルナ・アレキサンドラと接触しろ。接触すれば、今回の仕事の内容が分かる。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ＳＳＳ（スリースピード）、何でまたいちいちその士官と会わなくちゃいけないわけ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「知らんな、そんな事。とにかく仕事だ、心してかかれ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「イエス・マスター。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
電話を切る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
レインは空を仰いだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・さてと、旅支度しなくちゃね。」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　＊&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
新兵を乗せたヘリの中にレインはいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
偽装ＩＤなどを使い、潜り込んだのである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
下には密林が広がる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
新兵たちはヘリに乗るのが初めてのものがいるらしく、大きく騒ぎ立てている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
五月蝿いと思いながら席を立つ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
席を立つなと手近にいた士官に言われたが、「トイレに行きたいので。」と言って、貨物室へ行った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分の荷物が入ったコンテナを開け、荷物を確認する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
マシンガンや拳銃などがバッグの中に入っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だがそれには目もくれず、ナイフを２本、取り出す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スカートの下に隠し、腰の拳銃を愛用のものへと変えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こうでないと落ち着かない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
バッグとコンテナを元に戻し、戻る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
戻ると、ヘリが降下しているのが分かった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どうやら基地の到着したらしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
着陸するとレインはタラップを降りて真っ直ぐ、会うべき人物、ルナ・アレキサンドラの元へと向った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
各ブロックの入り口でＩＤを見せる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、ようやく目的の人物がいる部屋にたどり着き、ノック。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「本日付で配属になりました、クレア・レノリック少尉です。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「入りなさい。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
部屋に入る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
高そうな本棚に執務机、がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして革のいすに腰掛けた金髪の女性。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・貴方が、私の協力者？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小声で部屋の主、ルナ・アレキサンドラが言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい、ＳＳＳの命により、派遣されたエージェント、レインです。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そう、私はルナ・アレキサンドラ。宜しくね。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい、それで、仕事内容は・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「これよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルナはクリップボードに挟まれた資料をボードごとレインに投げつけた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
レインはそれにざっと目を通す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・了解しました、この町を少々かき混ぜてくればいいのですね？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ええ、町が消えない程度に。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「了解。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言うとレインは部屋を出て、自分のバッグを取り、基地からジープを借りて基地を後にした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
３０分ほど走ったところで制服を脱ぎ、バッグに入れ、用意しておいた私服に着替えた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、再びジープを走らせる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
未完成</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%EF%BD%8D%EF%BD%81%EF%BD%84%EF%BD%8C%EF%BD%81%EF%BD%98%E3%80%80%E3%82%82%E3%81%86%EF%BC%91%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC-/%EF%BD%8D%EF%BD%81%EF%BD%84%EF%BD%8C%EF%BD%81%EF%BD%98%E3%80%80%E3%82%82%E3%81%86%EF%BC%91%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%80%80%EF%BC%91%E8%A9%B1%E3%80%80%E3%80%8C%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>戦闘妖精・雪風　白い嵐　１話「嵐の”名前”」　</title>
      <description>&lt;p&gt;「はぁ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
先ほどの交戦から戻り、フェアリィ基地の滑走路でキャノピを開け、ヘルメットを取りながらリゾーナは溜息をついた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これでリミッタをつけているのだから、無人化したら相当強いものなのだろう、とリゾーナは思いながら空を仰いだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いつまでそこにいる気？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
長い、プラチナ・ブロンドの髪。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
リゾーナの上官、アリシア・グラシア少佐だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いつの間に、ラダーを上がってきたのね。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「警戒心が足りないわよ、リゾーナ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言いながら少佐は手元のアラナイザと機体が示すデータを照らし合わせる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少佐の息が、生暖かく感じられるほどの距離。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
オール・コーションライト‐クリア。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その他を調べ、機体とアラナイザのキーを交互に打ったあと、少佐はリゾーナから離れる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
プラチナ・ブロンドの髪がリゾーナに触れる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
――なんて、柔らかい髪なのだろう・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな事を思いながら太ももの上においてあるヘルメットに目線を落とす。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『だめだ、振り切れ――。』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『ブレイク、左だ、回避しろ、デルタ-６――。』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『くそ、６が食われた！』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
頭の中に、先の先頭がビジョンとして思い浮かべられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日は、妖精が３機、失われた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
――彼らは、どんな未来を思っていたのだろう・・・。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無念。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分が、ちゃんとファーンたちを支えてられれば、彼らは生還できたのかもしれない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを思うとリゾーナの気分が、ど～んと重くなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつも、いつも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分が、新しい機体に、テスト中の新型機に乗って、生還した後、いつも思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無念。失望。恐怖。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
戦闘中はこの言葉が頭にこびりついて離れない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
恐いから、戦う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
死なないように、壊れないように。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんて未熟な戦士なんだろうと、我ながら笑いたくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「―――尉、中尉、フォン・アルベルフ中尉。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・え？あ、何？テスタロッサ少尉。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いつまでコクピットに？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「うん、・・・ちょっと、考え事。帰ってきた後はいつもこうなの・・・。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうですか・・・気分を害してしまいましたか？それなら、すみません、中尉。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いいのよ・・・。別に。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なら、自分はコレで。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言うとテスタロッサ少尉はラダーを降りる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
アッシュ・ブロンドの髪が風に揺れて光る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この機体と同じ、銀色・・・いや、白い色が、去っていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白――ふと、リゾーナは思考をやめた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・白い、嵐・・・。白嵐・・・。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう、呟いてみた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
返事は無い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
リゾーナは苦笑する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんて馬鹿なことを考えたのだろう、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
溜息をつき、ラダーを降りる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誰も見ていなかったが、&amp;rdquo;嵐&amp;rdquo;はこう表示していた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜Lieutenant honored to give name. ＞&lt;br /&gt;
　　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
フェアリィ基地の端っこで、ビオラの音色が聞こえる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とても、悲しい、音色。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
引き続ける彼女もとても悲しそうな瞳をしている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
テスタロッサ少尉は自分のクラリネットを見て、思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
――自分と同じ、なのかな・・・？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悲しみを嘆くように、時には、怒りをぶちまけるように。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少尉はクラリネットを構え、吹いた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;セレブレイト&amp;rdquo;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
セレブレイトの中間部。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一回聞くと悲しく聞こえるが、よく聞くと、希望を持った曲調だと思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少尉はこの曲が好きだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ビオラを弾く彼女の手が止まり、少尉を見る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少尉は気付かない、とでも言うように、優しく吹き続ける。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やがて、曲が終わり、少尉はクラリネットを下ろす。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「貴方も来るのね。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい、私で悪かったですね、アルベルフ中尉。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いえ、というか他人行儀なのは何故なの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
弓を下ろしてリゾーナが言った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「上官ですから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「上官でも、相棒よ？他人行儀はダメ。OK？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いたずらな笑みを浮かべながらリゾーナは言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「命令ですか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「命令しなきゃダメ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「い、いえ、ですけど・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ここは地球の軍と違うんだから、もっと楽にしてなさい。じゃないと精神崩壊するわよ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「は、・・・？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
テスタロッサ中尉はクラリネットのリードをぱちぱち叩きながら疑問符を出した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「だから、為口でいいってんの？わかった？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あ、は、はっ！・・・じゃなくて、わかった」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
軍人行儀が抜けないテスタロッサ中尉改めニーナは休めの姿勢のままだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「スーパーシルフ、ろくなテストもしてないのに、もう受け渡し？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ええ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グラシア少佐は書類に目を通しながら気の無い返事をする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「もう愛機交換なんだ、ルティス」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ええ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「次の機体は？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「&amp;rdquo;ケリュケイオン・アサルト&amp;rdquo;よ、ケリュケイオンの進化型」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グラシア少佐は書類に目を通しながら相変わらず気の無いような話方だが、内心、複雑だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ケリュケイオンは、リゾーナが好んで二年以上乗ってきた機体だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それの、発展型だから、彼女もきっと乗りたいのだろうと思ったから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そっか・・・ケリュケイオンがアップデートされたんだ・・・でも、アサルトって、どこぞの突撃馬鹿のコール名みたいね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そういう彼女は最初は憂鬱げだったが、言っているうちに表情が明るくなっていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「突撃馬鹿・・・ね。女性ばっかのこの部隊で、突撃馬鹿ってやっぱりあいつかしら？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グラシア少佐はリゾーナの発言に少々驚きながら笑いをこらえて言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ヘレンのこと？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヘレン・ヴァリエール少尉といえば、この部隊の破壊魔として有名だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみにこのオフィスの扉がへこんでいたりするのは、ヘレンが蹴っ飛ばした名残である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いつまでたっても昇進できないのは、あちこちのものを壊してるからね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
笑いをこらえながらリゾーナは言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみにヘレンの担当機はファーン・ザ・セカンドという&amp;rdquo;ファーン&amp;rdquo;のアップデートタイプである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「さて、まぁ、話がわき道それたけど、一緒に特殊戦へ来てくれない？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え、なんでまた死神のところにさ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あんたも、シルフ発展タイプのパイロットでしょう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「まだ１回しか出撃してないよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「これから出撃よ。明日からフライトの任務でごった返しだから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グラシア少佐は不適な笑みを浮かべる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ソレを見て身震いするリゾーナ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・ったく、わかった、だからその笑みやめて」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「え？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「だからその笑いやめてってば」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グラシア少佐は不敵な笑みを浮かべたまま書類を読んでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「スーパーシルフが音速超えたってさ。コンピュータの予測じゃこえないって話だったけどね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はぁ、そうですかぁ、どっちが早いんでしょうかねぇ～」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはわざと口調を砕けた敬語にして喋っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・ねぇ、ニーナ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はい？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前席に座っているリゾーナは少々眉を顰めていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルームミラー越しに見える彼女の顔は、怒っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なんでそんな口調なのかしら、なんかうらみでもアル？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・ない、ない。あったらまず殴ってる」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ｄ６、パーソナルネーム&amp;rdquo;白嵐&amp;rdquo;の機上でニーナはキーを打ちながら言う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あら、何気に結構恐い子ね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・すみません、フェアリィに来た罪状は&amp;rdquo;上官への暴行&amp;rdquo;だ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ぷっ・・・恐い恐い」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
リゾーナは噴出してわざとらしく言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そうか？酒臭くてタバコ臭くて、おまけにセクハラしてくる上官だぞ？暴行しても支障はない・・・というか除隊はともかくよく降格しなかったな、と感心するがな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あら、まったく、すごい上官ね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「その上官は、私に殴られた後、私やその他の隊員への暴行やセクハラが発覚、やっとこさ除隊になったそうな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはそう言うと苦い顔をして「また会ったら殴ってやる」と付け加える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おお、恐い恐い。それで、明日は朝早いわよ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、わかってる、そろそろ引き上げるとするつもりだが？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私も、じゃあ、また明日」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言うとリゾーナは機体に取り付けられたラダーを降りた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
リゾーナが格納庫を出て行く、それと行き違いにグラシア少佐と３人の男女が入ってくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「これが、スーパーシルフです」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナは睨みつけるように来客３人を見た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１人の女性の階級章を見ると&amp;rdquo;准将&amp;rdquo;だと分かる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
冷たく、冷酷な瞳がスーパーシルフを射抜く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グラシア少佐は険しい顔でスーパーシルフを見ていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・、特殊戦か」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはそう悟った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
新型機&amp;rdquo;スーパーシルフ&amp;rdquo;は優先的にある部隊へ配備される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その部隊はひたすら情報を持ち帰る、という任務を与えられているらしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのためなら、見方を犠牲にしても構わない・・・という至上命令。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、その部隊を率いるのは、今一目置かれている指揮官、リディア・クーリィ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
実戦部隊のオペレータ、後に出撃管理官、ちいさな中隊の中隊長の経験を積み、准将という階級まで上り詰めた女性である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんとなく、特殊戦のクーリィ准将の顔が&amp;rdquo;セクハラ上官&amp;rdquo;の顔に見えた気がした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私を見る瞳が、セクハラ上官と似ているのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
顔つきや体格ではなく、何かもっと別のもので似ている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、その&amp;rdquo;何か&amp;rdquo;がわからない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナは機体から降りなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なんとなく准将に一発食らわせてやろうかと思ったが、なんとか我慢する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
准将を殴ってしまえば、初めて出会った&amp;rdquo;友人&amp;rdquo;から引き離されてしまうから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
右手を上げて敬礼し、作業をするフリをする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あっちの機体は何だ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前髪の長い東洋人が白嵐を指差して問う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この東洋人はラフな私服姿だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ＦＦＲ‐３１/ＲＳ&amp;rdquo;ブーリアシルフィード&amp;rdquo;です、深井少尉。&lt;br /&gt;
　スーパーシルフと双子機になります」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
グラシア少佐がそこまで説明すると、少佐の階級をつけた金髪の男が「スーパーシルフと同じ&amp;rdquo;偵察&amp;rdquo;に主眼を置いた機体だが、違う点は自己防衛の為に格闘戦を行う事を前提にして造られた機体だということだ」と付け足し説明をする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「まだ、一回しか出撃しておりませんが、なかなかの性能です」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「だが、格闘戦を行うため、アビオニクス面がかなり削られている」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「その通りです、少佐。削られた分は外付けのデバイスで調整が可能です」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナは頬に傷のある少佐の瞳を見つめた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
吸い込まれるような青い瞳。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど、どこか迷いがある・・・気がする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・テスタロッサ少尉、ニーナ・テスタロッサ少尉？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気が付けばグラシア少佐が呼んでいることにニーナは気が付いた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はっ！何でありましょうか、少佐殿」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
声を張って返事する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「明日、ここにいる深井少尉がＤ７、スーパーシルフでテスト飛行を行います、貴方はそのフライトオフィサとして搭乗してもらいます」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「リゾーナ・・・アルベルフ中尉はどうなさるのですか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私が直々に乗ります。よろしくて？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・あまり気が乗りませんが、了解しました、ヤー」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「よろしい。明日は朝が早いですから、もう帰って休みなさい。私がやっておいてあげるから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ヤー」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言うとニーナは不本意ながら機を降りた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・・・私に、得体の知れぬ男の後ろに乗れと？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
馬鹿馬鹿しい。私は私の選んだ、そう、リゾーナの後ろの乗りたいのに。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう顔で示すと、グラシア少佐が困ったように肩をすくめた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「准将、深井少尉をお借りしてよろしいですか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
にこやかな業務スマイルでグラシア少佐は准将に問う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「構わない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
准将は腕を組みながら此方を射抜く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「深井少尉、彼女が明日、貴方の後ろに乗るニーナ・テスタロッサ少尉です。&lt;br /&gt;
　ブーリアシルフィード・・・パーソナルネーム&amp;rdquo;白嵐&amp;rdquo;のフライトオフィサよ。&lt;br /&gt;
　得体の知れない女を後ろに乗せたくは無いでしょう？少し喋ってきなさい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・了解」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぼそぼそと深井少尉は返答すると格納庫を出る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナも後を追った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
格納庫の上階にあるブリーフィングルーム。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
適当な椅子に深井少尉は腰掛けた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはコーヒーを淹れながら彼をまじまじと見た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・・・まるで、クラリネットを始める前の自分みたいだと思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
紙コップを深井少尉に差し出し、自分も椅子に腰掛ける。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・はじめまして、明日フライトオフィサを勤めさせてもらうニーナ・テスタロッサ少尉と申します」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
顔を引き締めてニーナは言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
リゾーナとであったときのように、事務的な無表情でニーナは深井少尉を見る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・深井零少尉」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
短く言う彼の瞳は美しい黒い瞳だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど、真っ暗、光が無かった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・すみませんが、少しお話をしたいんですけど、私も、得体の知れない人の後ろには乗りたくありませんから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無表情。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「む・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナは唸ると話題を探す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
深井少尉が好みそうな話題は・・・なんだろう？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
機体を熱心に見ていたから、やっぱりスーパーシルフや白嵐の事だろうか？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼のような男が女に興味があるとは思えないから、やっぱり機体についてだろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「スーパーシルフ、どう思いますか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・乗ってみなきゃ分からない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・リゾーナから・・・私の相棒から、貴方は白嵐のテストパイロット候補生だったと聞きますが？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少し驚いた顔をする少尉。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
知らされてなかったのか、深井少尉に。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「もしそうだったら、私が女房役だったかもしれませんね、少尉」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・それがどうした」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「はぁ、少しは会話のネタを振ってくれ。私だけじゃ話題探すのに苦労するし、何より出会って数時間、いや、数分なのに、お前の趣味が分かるはずが無いでしょう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おれもあなたのことを知らない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「当然でしょう？だから、相手が好みそうな話題を選んで、口に出すんだ。&lt;br /&gt;
　それに、男性は女性をエスコートするのが普通だろう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無表情を崩さない少尉。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナも同じだが、口調が砕けてきている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だが、少尉へは敬語より此方のほうが喋りやすそうだとニーナは思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おれはそんな事をする必要はないし、するつもりはない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「するんだ、少尉。&lt;br /&gt;
　ずっと私にやらせてたんじゃ、シルフに嫌われるぞ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私が、白嵐・・・ブーリアシルフィードに一回乗って思ったことだが――、彼女たちは、それぞれ個性を持ち、パイロットは親や先生になって、戦術を教え込んでいくんだ。&lt;br /&gt;
　・・・私たち、シルフドライバーは教師なんだよ。&lt;br /&gt;
　あくまで私が思った感想、だが・・・、これは、グラシア少佐も言っていた事だ。&lt;br /&gt;
　システム構造上のことらしいが、ソレとは別に、感情があるように思えた・・・・まだ白嵐もスーパーシルフも赤子だがな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
機械に感情があるわけが無い、とついこの前の私は思っていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
が、白嵐のログを見て考えが変わった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど、確証がもてなかったけど、ニーナは口に出した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
深井少尉は無言でコーヒーを啜る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「つまり、お前も教師の１人というわけだな。ただ・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・ただ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い、凍てつくような冷たい瞳がニーナを見つめる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・いや、なんでもない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
深井少尉は無表情に続きを促す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少し興味が出たのだろうか？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あまり、彼女たちに思い入れないほうがいいと思う・・・なんとなく危険な匂いがする」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはコーヒーに視線を落として、自信がなさそうに言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「心底自信がなさそうだな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・当たり前だ。・・・同じ階級とはいえ、お前は私の機長だからな。あまり確信が無い事を言いたくない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「それがどうした」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「それがどうした、ではない。自分の命に関わる事だ。&lt;br /&gt;
　自分が死ねば、ジャムを殺せないだろう、恐らくお前はそのあたりに関心がありそうだ。&lt;br /&gt;
　ジャムとは何か、ジャムの狙いは何なのか、自分は何のためにいるのか、ジャムをどうやれば殺せるか・・・といった類だろう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少し驚いた顔で深井少尉はニーナを見た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはそんな彼を横目で見つつ、「・・・クールな戦士でも、分かりやすいタイプだな、お前は」と、呟く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無口で冷静な戦士だが、&amp;rdquo;何を考えているかわからない&amp;rdquo;相手ではないので、とりあえずは――安心していいのだろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはそう思った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無口冷静といえば&amp;rdquo;何を考えているか分からない&amp;rdquo;者が多いから、彼はただ、自分の存在に疑問を抱いたりしただけなのではないか、と。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「まあ、それはつい先日ほど前の私も同じだが・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはコーヒーを啜る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・おれは、何故こんな世界にいるんだ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
深井少尉は少々躊躇いながら言った。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「・・・少しは話してくれそうだな、少尉」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すまし顔でニーナは言うと真剣な顔になる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「決まっているだろう？少尉。&lt;br /&gt;
　&amp;rdquo;運命&amp;rdquo;――デスティニーだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「運命？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ああ、そうだ。&lt;br /&gt;
　きっとこの世界で何かできることがあるから、ではないか？&lt;br /&gt;
　それとも――ジャムと戦うための戦士になるために、この世界にいるのではないか？&lt;br /&gt;
　私もよくわからないが・・・わたしはそうだと思う。戦士になるためにこの世界にいる」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「戦士・・・」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
深井少尉は沈黙した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なるほどな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ニーナはなんとなく、彼に対して&amp;rdquo;ひねくれた子供&amp;rdquo;という印象が残った。&lt;/p&gt;</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E6%88%A6%E9%97%98%E5%A6%96%E7%B2%BE%E3%83%BB%E9%9B%AA%E9%A2%A8%E3%80%80%E7%99%BD%E3%81%84%E5%B5%90/%E6%88%A6%E9%97%98%E5%A6%96%E7%B2%BE%E3%83%BB%E9%9B%AA%E9%A2%A8%E3%80%80%E7%99%BD%E3%81%84%E5%B5%90%E3%80%80%EF%BC%91%E8%A9%B1%E3%80%8C%E5%B5%90%E3%81%AE%E2%80%9D%E5%90%8D%E5%89%8D%E2%80%9D%E3%80%8D%E3%80%80</link> 
    </item>
    <item>
      <title>戦闘妖精・雪風　白い嵐　１話「嵐の”妖精”」</title>
      <description>ＦＦＲ‐３１/ＲＳ&amp;rdquo;ブーリアシルフィード&amp;rdquo;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
嵐、風の妖精。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パーソナルネーム、&amp;rdquo;白嵐&amp;rdquo;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ＦＡＦ飛行試験センター特殊戦技第３飛行中隊。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
システム軍団唯一の実戦部隊。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この機体は量産されることは無かった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同期生産のＦＦＲ-31/ＭＲ&amp;rdquo;スーパーシルフ&amp;rdquo;がラインを取ったのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だが、&amp;rdquo;嵐&amp;rdquo;はそれでも飛び続ける事が出来る、最強の翼だった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「シルフィードの新型？」&lt;br /&gt;
「そう。」&lt;br /&gt;
オフィスで書類を整理しながら聞き返す。&lt;br /&gt;
「名前は、&amp;rdquo;ブーリアシルフィード&amp;rdquo;。」&lt;br /&gt;
「それが？」&lt;br /&gt;
「それが、じゃない。テストパイロット候補を回るのよ。」&lt;br /&gt;
上官のアリシア・グラシア少佐がきっぱりと言い放つ。&lt;br /&gt;
「私も？」&lt;br /&gt;
「そう。」&lt;br /&gt;
「ほんとうに？」&lt;br /&gt;
「当たり前よ、リゾーナ。」&lt;br /&gt;
リゾーナ・フォン・アルベルフ中尉は溜息をついた。&lt;br /&gt;
「で、そのテストパイロットって？」&lt;br /&gt;
「１人目の候補はシルフドライバーの深井零少尉。所属は、戦術戦闘航空団第１飛行隊。」&lt;br /&gt;
「フムン、男だか女だかよくわかんない名前ね。」&lt;br /&gt;
「全く。」&lt;br /&gt;
端末の画面を切り替える。&lt;br /&gt;
「次が――。」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「そんなにいるの？」&lt;br /&gt;
「ええ。」&lt;br /&gt;
ぽか～ん。&lt;br /&gt;
「まぁ、うん。」&lt;br /&gt;
「変だよ、少佐。」&lt;br /&gt;
「あははは。それで最後に、貴方。」&lt;br /&gt;
「何で私？大体私には――。」&lt;br /&gt;
「貴方も候補生。それ、ブーリアシルフの解説書。じっくり読んどいて。」&lt;br /&gt;
卓上に置いてある小冊子を指差す少佐。&lt;br /&gt;
「もんど無用、ってわけ？」&lt;br /&gt;
そういいながらリゾーナはその小冊子を取る。&lt;br /&gt;
ペラペラ捲る。&lt;br /&gt;
「へぇ。全部最新だね。私の機体と全然違う。」&lt;br /&gt;
あまり知られていない、格闘機、&amp;rdquo;ケリュケイオン&amp;rdquo;プロトタイプのテストパイロットであるリゾーナはそう思った。&lt;br /&gt;
ケリュケイオンより格闘戦に優れているし、電子機器もすごい。&lt;br /&gt;
「ブーリアシルフは、格闘戦術戦闘偵察機。」&lt;br /&gt;
「自己防衛のために、格闘戦？」&lt;br /&gt;
「そう、アビオニクス面も相当削ったのよ。だから、特殊戦は設計の段階からスーパーシルフをよこせとせっつくわ。」&lt;br /&gt;
「ふ～ん。」&lt;br /&gt;
「正直言って、良くここまで小さく出来たと思うわ。」&lt;br /&gt;
ぺらりとページを捲る。&lt;br /&gt;
「そして、音速を超えた唯一の機体。」&lt;br /&gt;
「え？」&lt;br /&gt;
「あくまでコンピュータの仮想世界での話しだけど。」&lt;br /&gt;
「そう。」&lt;br /&gt;
ぺらり。&lt;br /&gt;
「興味なさそうね。」&lt;br /&gt;
「当たり前じゃない。どうせ絶版機が好きな昇進できないパイロットよ。」&lt;br /&gt;
彼女は&amp;rdquo;ケリュケイオン&amp;rdquo;が好きであった。&lt;br /&gt;
「くいくい曲がる限のよさが好きなのよ。」&lt;br /&gt;
そう言ってリゾーナはいつも笑う。&lt;br /&gt;
「ケリュケイオンのテストは終わり。実戦配備決定。小規模だけど。」&lt;br /&gt;
「そう。」&lt;br /&gt;
「というわけで次の機体をゆっくり待ってなさい。やっぱりついてこなくていい。」&lt;br /&gt;
「了解。」&lt;br /&gt;
そう言って敬礼。&lt;br /&gt;
リゾーナは部屋を出た。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;ブーリアシルフ&amp;rdquo;搬入日。&lt;br /&gt;
Ｄ-6の位置ｊに置かれる。&lt;br /&gt;
そこに置かれていたＦＦＲ-３６/Ｆ&amp;rdquo;ケリュケイオン&amp;rdquo;は予備機として上階の整備場へ。&lt;br /&gt;
「新Ｄ-６到着ね。」&lt;br /&gt;
ＦＦＲ-４１/ＲＳ&amp;rdquo;ブーリアシルフィード&amp;rdquo;を見上げ、少佐。&lt;br /&gt;
コールサインのＤは&amp;rdquo;ダイト&amp;rdquo;のＤ。&lt;br /&gt;
&amp;rdquo;錬金鋼&amp;rdquo;の意だ。&lt;br /&gt;
「はぁ、何でこうなるのよ・・・。」&lt;br /&gt;
テストパイロットに決定した、リゾーナが言う。&lt;br /&gt;
傍らにはフライトオフィサのニーナ・テスタロッサ少尉が控えている。&lt;br /&gt;
「手が空いたのがたまたまリゾーナだったから。他の候補生はみんなダメだって。」&lt;br /&gt;
銀色の嵐。&lt;br /&gt;
銀が照明の光を受けて、白く見える。&lt;br /&gt;
「テストフライトは明日。ちゃんと休んでおきなさい。」&lt;br /&gt;
少佐はそう言うとさっさと格納庫から出て行ってしまった。&lt;br /&gt;
「大変ですね、中尉。」&lt;br /&gt;
「人事じゃないでしょ？」&lt;br /&gt;
「私は初めてこの隊に来ました、誰がどういう性格なのかまだ良くわかりません。」&lt;br /&gt;
テスタロッサ少尉は新たな自分の愛機を見上げる。&lt;br /&gt;
「まぁ、うん、そうだろうけど・・・。」&lt;br /&gt;
沈黙。&lt;br /&gt;
「あの、機上テストを行いたいのですが、許可をお願いします。」&lt;br /&gt;
仕事真面目な少尉殿だな、なんて思いながら彼女を見る。&lt;br /&gt;
「いいわよ、少尉。」&lt;br /&gt;
「ありがとうございます、フォン・アルベルフ中尉。」&lt;br /&gt;
テスタロッサ少尉はそう言うとさっさとボーティングラダーを下ろして、機上へと上がった。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
　＊&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
その日、ブーリアシルフィードはファーンの部隊に混じって空を飛んでいた。&lt;br /&gt;
だが、ブーリアシルフィードは多少、ファーンより上を飛んでいる。&lt;br /&gt;
アビオニクス等のテストはリゾーナが乗る前に終了している。&lt;br /&gt;
つまり、&amp;rdquo;実戦評価&amp;rdquo;である。&lt;br /&gt;
これから先のリゾーナたちが挙げた戦果によってこの機体が実戦配備されるか、絶版となるかが決まる。&lt;br /&gt;
「そろそろジャム機と衝突します。」&lt;br /&gt;
後席オペレータ――フライトオフィサのテスタロッサ少尉が短く言う。&lt;br /&gt;
「了解、ファーンたちにも伝えて。」&lt;br /&gt;
「了解。・・・・・・こちらＤ‐６、ブーリアシルフ。ジャム機と交戦すると思われる空域に近づきました、戦闘準備を。」&lt;br /&gt;
『こちらアルファ-1、了解。』&lt;br /&gt;
ファーンたちのリーダが答える。&lt;br /&gt;
程なくしてその予想空域に到達。&lt;br /&gt;
交戦開始。&lt;br /&gt;
リゾーナはサイドスティックを握る右腕に少しだけ力を込める。&lt;br /&gt;
左へロール。&lt;br /&gt;
敵の射線を交わす。&lt;br /&gt;
「あら、結構食いつきいいのね。」&lt;br /&gt;
リゾーナは驚きつつ、機を操る。&lt;br /&gt;
インメルマンターン、ダイブ、引き起こし。&lt;br /&gt;
エンジンにものをいわせ、戦闘上昇。&lt;br /&gt;
敵を引き離し、ロール。&lt;br /&gt;
前方の敵を交わす。ロールして立て直し、上昇。&lt;br /&gt;
一つ一つの動作を確かめる。&lt;br /&gt;
ロール、バンク、敵の後ろに高速で食いつき、トリガーを引く。&lt;br /&gt;
前方で爆発、爆風を避けるようにロール。&lt;br /&gt;
「ジャム機が後ろにいます。回避、スターボード、ナウ。」&lt;br /&gt;
「了解。」&lt;br /&gt;
テスタロッサ少尉もモニタテストをしつつ情報と指示を出す。&lt;br /&gt;
「目標近づきます、ヘッドオン。」&lt;br /&gt;
「了解。」&lt;br /&gt;
敵の攻撃を何なりとかわし、トリガーを引く。&lt;br /&gt;
爆発。&lt;br /&gt;
ケリュケイオンより重量が重いということを感じさせない動き。&lt;br /&gt;
その名の如く、&amp;rdquo;嵐&amp;rdquo;なのだ。&lt;br /&gt;
「６時の方向に敵、標準波を感知、回避。」&lt;br /&gt;
「了解。」&lt;br /&gt;
エンジン出力を下げ、やり過ごし、後ろを取る。&lt;br /&gt;
ガンを叩き込み、再び上昇。&lt;br /&gt;
「あと一機です、前方、肉眼で確認できます。」&lt;br /&gt;
ＴＤＭが示す。&lt;br /&gt;
「もらい！」&lt;br /&gt;
ブーリアのガンが火を噴き、その直後、ジャムは爆散していた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　＊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
あとがき&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
雪風です、はい。&lt;br /&gt;
雪風の過去外伝だと思っていただければ。&lt;br /&gt;
ブーリアシルフの設定はやっつけです。</description> 
      <link>https://meipo119.blog.shinobi.jp/%E6%88%A6%E9%97%98%E5%A6%96%E7%B2%BE%E3%83%BB%E9%9B%AA%E9%A2%A8%E3%80%80%E7%99%BD%E3%81%84%E5%B5%90/%E6%88%A6%E9%97%98%E5%A6%96%E7%B2%BE%E3%83%BB%E9%9B%AA%E9%A2%A8%E3%80%80%E7%99%BD%E3%81%84%E5%B5%90%E3%80%80%EF%BC%91%E8%A9%B1%E3%80%8C%E5%B5%90%E3%81%AE%E2%80%9D%E5%A6%96%E7%B2%BE%E2%80%9D%E3%80%8D</link> 
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