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空舞う妖精

文才の無いヒトが書いたダメ文章倉庫です。ちなみに書き途中で放棄されたものが殆ど。連載中は日記サイト。管理人の日記はリンクよりどうぞ。

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ソニックダイバー第3話  エリーゼ・フォン・ディートリッヒ

「こっちだ。早くしろ。」
若い男の声。
そのあとに続いて歳をとった博士、
博士の手をしっかり握り走ってるのは音羽達より年下の顔をしている。
「大丈夫だよ!!あんな奴、私とバッハがやっつけるよぉ。」
その女の子は駄々をこねる。
先頭の若い男がIDを入力し、中へ入る。
中にある扉を開け女の子を放り込む。
「大丈夫だってばぁ。」
博士は横に首を振る。
そして扉を閉め、鍵をかけた。
「ここで死んではダメなんだ。仲間とともにワームを倒すんだ・・・。」
そういい手を振った。
「開けて!開けて!開けて!」
扉をその女の子は叩く。
が、陸から離れる。
「ねぇねぇねぇ。・・・ねぇ・・・。」
その女の子は泣き出した・・・。


「フォーメーション、クアドラ!」
その声で3人は3角形の体系をとる。
音羽はすぐにNVソードを取り出す。
クアドラは消えた。
「音羽。よくやったわ。」
瑛花の一言がいつもと違ってほめ言葉だった。
「あ・・・ありがとうございます!!!」
尽かさずお礼を言う音羽。
「音羽、ナイス!!」
「ありがと。優香さん。」
飛行体勢に戻ろうとしたが・・・。
ぶぅぉぉん!!
何かが4機の間を通り抜けた。
風神と零神は揺れる。
白嵐と雷神は揺れずに踏ん張る。
「きゃぁあ。」
4人の悲鳴が上がる。


「エリーゼをここで預かるだぁ!!」
塔虻の怒鳴り声。
「正常にシステムが稼動するのは本基地だけです。やむを得ません。」
塔虻が話している相手は学生のような顔をして金髪の男だった。
「批月!本気で言ってるのかぁ!」
「ですから・・・。」
「大変です!!」
七恵が飛び込んできた。
「藤枝さん、どうかしましたか?」
落ち着いた感じで批月は言った。
「ソニックダイバー隊をすり抜けたものがあったそうです!」
「すり抜ける?」
「はい。あのサイズから見るとおそらくソニックダイバーだと考えられます。」
「ワームがソニックダイバーをコピーするだぁ?」
怒って怒鳴りつけた。
「まだワームとは思えません。むしろ仲間機だと考えられます。」
「・・・エリーゼですか・・・。」
「バッハシュテルスV1とエリーゼ・フォン・ディートリッヒは輸送中ですが・・・。」
「エリーゼが飛ぶだぁ。」
「・・・おそらく考えられる事はそれだけでしょう。設計に関することはワームに差し上げるわけありませんから。」
「むっ・・・。」
塔虻は腕組みをして黙った。


そのすり抜けた機体はVシリーズの機体。
青い機体で、Gシリーズより羽が小さく顔が丸い目が1つしかついてないのが特徴だ。
が、そのVシリーズは1つの機体の製造で終わっていた・・・。
・・・ワームの襲撃を受けて・・・。
「可憐!あの機体の予測進路を教えて!」
「了解しました。」
可憐はさっさと予測進路を立てる。
「出ました!送ります。」
「わかったわ。優香、音羽、頭抑えて!」
白嵐と零神は2機とは離れ、青い機体の前で停止する。
「ちょっとまって・・・。」
――――――ピーーーーーーーーー。
「え・・・。」
その青い機体に乗っていたのは金髪で長く、歳は音羽より年下に見え鮮やかなブルーの瞳を持っていた。
「ソニック・・・ダイバー・・・?」
音羽は疑問になった。
「私の勝ちよ。」
瑛花はANライフルをその青い機体にピタリと狙いをされめていた。
「・・・勝ちぃ。3人がかりで・・・?」
「な・・・・・・。」
「まぁ、今回の事はなしにしといてあげる。感謝しなさいよ。」
その青い機体はそういい残すと去っていった。
「何でしょうか・・・。あれ・・・・?」
「知らないわ。そんなこと・・・。」
優香の冷たい一言。
「こっちも引き上げるわよ。」
そう瑛花は言うと飛行体制に戻り去った。
「ち・・・ちょっと待ってくださいよぉ。」
「瑛花!!」
「瑛花さん!」
3人も後を追いアクアベースへ戻った。


「どういうことですか!?説明してください!!」
「あの青い機体はVシリーズのはずです。なぜドイツ製のソニックダイバーが日本を飛んでいるんですか!?」
「訓練前に言ってくれればこちらだってそれなりの対応できましたのに・・・。」
「ドイツ語、フランス語、英語、日本語ペラペラの天才児!金髪だから日本人じゃないよね?一体どんな人なんですか?」
塔虻は質問攻めに会っていた。
「え・・・。その・・・。実は俺もさっき・・・。お前らの訓練中に知ったもんだからその・・・。」
「はっきり説明してください!!」
「だから・・。俺もさっき批月少尉から言われたもんだから訓練終わったらちゃんと言うつもりだったんだ・・・。」
「通達送ってくれればいいものの・・・・。」
4人は塔虻の机に身を乗り出していた。
「むむむ。」
4人の目が痛い視線となって塔虻に向けられていた。
「いやだから・・・。」
「むむむむむ!」
もっと近づく。
「いや・・・。だからぁ・・・。」
「むむむむむむむむむ!!」
「と・・・・。とりあえずそのことに関してすまない。この通りだ!」
塔虻は椅子から降りると土下座した。
「はぁ・・・。わかりましたよ・・・。」
「あぁ~。藤原・・・。お前は天使だ・・・。」
「はいはい。」
感謝の言葉を普通によける。
「まぁ・・・。部屋にもどれ・・・。」


「まったく・・・。無責任なぁ・・・。」
「確かに無責任・・・。」
音羽と優香は「無責任」を強調し話した。
「む・・・。無責任ですよね・・・。」
「そうね。」
可憐と瑛花も言った。
『無責任。』
4人の声がそろった。

「オラ~イ!」
この声は御子神嵐子。整備兵。
雷神の担当である。
「晴子、こういうのは慎重にやんなきゃあらへんよぉ。」
「私は嵐子みたいじゃあらへん。」
冷静な晴子は嵐子の言葉をかわす。
晴子は風神担当。
「えっと・・・。予備バーナーから予備パーツ、小型だけどスプレットブースまでバッチリやで。だもん飛んでこれるわけだ。」
感心したように嵐子は言った。
「亮平、カタパルトのほうはどうや?」
「こっちはバッチリだ。後は乗っけるだけだぁ。」
亮平は零神、音羽の担当。
「まったくはやいな・・・。」
「Gシリーズとは違ってVシリーズは緊急用にコンピュータがセットされてるからそんなに手間は取らないんや。」
「戦闘力はGシリーズより劣るけどなぁ。」
嵐子ののんきな声。


「あれ・・・。エリーゼはどこ行った・・・?」
塔虻が運転手に聞く。
「え・・・。さっきまでは居たんだけどなぁ・・・。」
「おっかしいなぁ。」
塔虻は再び走った。


「はい。おまたせ。」
「わぁ・・・。ありがとう~~。」
アクアベース食堂。
「いっただきまぁ~す。」
音羽がフォークをつき、食べようとしたときだ。
「またあったわねぇ。」
「え?」
4人は扉の方を向く。
「エリーゼ!!!?」
音羽が驚く。
「ねぇ、瑛花。隊長と呼んであげようかぁ。あ、それともリーダーがいい?」
からかうようにエリーゼが言った。
瑛花は立ち上がると扉の方へ行きそっとエリーゼに耳打ちした。
「シュミレーターでいいかしら?」
「望むところよ。」
「ち・・・。ちょっとまったぁ。」
音羽が瑛花とエリーゼを止めようとしたが止まらなかった。
瑛花はそのまま更衣室へと向かった。


「よし!これでいつでも起動できるな!」
嵐子の元気のいい声が格納庫に響いた。
「じゃ、バッハのデータ、シュミレータに送れるわね。」
「え・・・?」
そこにはソニックダイバー同乗時前などに着ている白いPコートを着用していた瑛花の姿だった。
隣には制服姿のエリーセがいた。
「送れるわね?」
瑛花はPコートのボタンを一気にはずし、下にあるモーションスリットを見せた。
「あ・・・。ああ・・・。」


「この胸は魅力だと思えばいいのよ。」
「そ・・・そうですか・・・?」
七恵が話している相手はソニックダイバー隊専属医師、安岐夕子だ。
「自ら引っ込めようとしないで胸張るのよ。」
「は・・・はい・・・。」
七恵はふとモニターを見た。
「あれ・・・。スプレットブースが起動してます。一体こんな時間に誰が・・・。」


「ちょっとまったぁ。」
音羽と優香と可憐がシュミレータバックアップ室へ駆け込んだ。
「ど・・・・どうしたんや!?急に!」
「瑛花さんとエリーゼは・・・?」
嵐子はモニターを見つめた。
「お・・・遅かったかぁ・・・。」
「え・・・?」


「と・・・塔虻さぁ~ん。」
走りながら叫んでるのはたくみ。
エリーゼ達の騒ぎのとき食堂で音羽と話してて聞いてしまったのだ。
「ん・・・?なんだ?」
「塔虻さぁ~ん。」
今度は七恵。
「な・・・・なんだよ・・・2人とも急に・・・。」
「スプレットブースが起動したみたいなんですが・・・・。」
「あぁ・・・。遅かった・・・。」
「あ?」
「実は・・・。」


「それでスプレットブースまで使っちまったのかぁ。」
「うん。」
音羽がうなずく。
「それじゃぁ、俺たちまで巻き込まれたってことかぁ!!」
亮平の怒鳴り声がバックアップ室から聞こえる。
「さっさと止ねぇと・・・。」
「そんな必要あれへんわ。ほれ、なかなかいい勝負じゃん。」
「晴子ぉ。」
嵐子の声が聞こえた。


バッハシュテルスと雷神は何かの隊形を取るように少し離れて飛行している。
雷神は上へ上がった。
バッハはそれを尽かさず上へ上がった。
そしてバッハは雷神の後ろを取りロックオンしようとしているが雷神はくねくねと曲がりそれを防ぐ。
そしてロールしながらピッチ上げをしが
「ロールしながらチェンジ!!!!?」
そしてバッハをつかみAMライフルを突きつけた。
「今度は1人よ。」
「む・・・。今回はこれくらいにしといてあげるわ。」


プシュー

シュミレーターの扉が開く。
瑛花は坦々と降りてくる。
だがエリーゼは悔しそうな表情をしながら出てきた。


「どうした!!?」
塔虻が怒鳴る。
「え・・・。それがもうおわっちゃって・・・。」
「そうか・・・。そういうことか・・・。」
「はぁ・・・・・・。」
「エリーゼは一条上級総長の特別訓練を受けていたんだ。まぁ、桜野、あとで俺のところに来るよう言っとけ。」
「そ・・・そんな無責任なぁ。」
塔虻は階段を下りていった。


END

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ソニックダイバー第2話  功龍


「移動・・・?」
音羽の高い声。
「功龍・・・。イージス艦かぁ。『あたご』なんかもそうだねぇ。」
「確かにイージス艦だ。だが『功龍』は格納庫を改造してある。』
「ソニックダイバー専用に?」
「そうだ。」
塔虻は質問攻めに会う。
「4人相部屋ですか?」
「いや・・・。ちがう・・・。せまいが別部屋だ。」
結局、その日の朝礼は質問で終わるのだった。
「忙しくなりそうだね。」
「そうだねぇ。」
音羽と優香が一緒に廊下を歩く。
可憐は手紙を、瑛花はトレーニング優先のため一番最初に1回優香と音羽は2人でフライトをするのが日課。
「この下着やっぱりなれない・・・。」
「モーションスリット!!」
優香はフットスリットを装着中なのだが音羽はまだ制服を脱いでる真っ最中。
「早くなさい。」
そう言うと優香は部屋を去る。
そんな時いつもと違う事がおきた。

ヴィーンヴィーン。

非常警報がなる。
優香と音羽はモーションスリットのまま会議室へと向かう。
「今度はなに!?」
音羽が走りながら聞く。
「え?非常時だから鳴らすんでしょ。理由は知らないけど。」
優香は走りながら答える。
会議室に着く。
すでに可憐と瑛花は制服でたっていた。
「おそい。」
瑛花の冷たい一言。
「ええ。着替えてたから。音羽が見捨てるなうるさくて。」
普通にかます優香。
「えっと・・・。東京湾沖でワームが出没。セルはB-と推測される。ワームにより通信障害。アクアベースとの通信は出来ない。」
「わかってます。」
またも瑛花の冷たい一言。
その冷たい一言が塔虻にあたる。
「はいはい。わかってます。いつもの事です。」
優香も冷たい一言を発する。
「オイオイ、一条と藤原はひどいなぁ。」
苗字呼ばれされる。
一条は瑛花、藤原は優香。
「ま、いつもの事だけどな。」
「出動だ。」
4人は走り出す。
音羽と優香はスプレットブースへ、可憐と瑛花は更衣室へと向かった。
「今回は桜野と藤原が先頭きって飛ぶ、場所特定から。」
その言葉が優香の頭の中で飛び交う。
「了解、塔虻さん。」
そう呟くとペースをあげた。
「ちょっとまってぇ。」
スプレットブースが見えた。
スプレットブースに駆け込み目を閉じる。
体にピンクの色がつく。
低電圧をかけられる。ビリッとくる。
色が落ちる。
それを見計らって外へ飛び出しソニックダイバーへ同乗する。
「バイオフュードバック、接続、シンクロしました。」
優香のその言葉の後音羽も同じことを言う。
「音声認識、正面認識ID承認。」
「LOLP、パッシュブリカバリーシステム、オールグリン。」
「システムの全起動を確認。これより全システムのアップデートを開始します。」
「ソニックダイバー機動サーバー接続。通信速度、280LP。」
「白嵐、上艦許可。ください。」
「ソニックダイバー隊、上艦を許可します。」
優香からをの言葉を言い合う。
七恵のいつもの言葉の後、
「白嵐、テイクオフ!」
「ゼロ、いくよ!!」
2機は飛び出す。
「場所特定か・・・。楽な仕事だね。」
「その後クアドラかけるんだから体力消耗は激しいの!!」
優香のきつい言葉。
「そうだね。」
「レーダーで調べるね。」
優香の言葉。
「了解。」
2人は黙り込みレーダーに目を向けた。
零神のレーダーは白嵐、雷神などと比べ非常に低い。
見つけるのも難しい。
白嵐のレーダーは小型だが風神を上回る力を誇る。
が、同じゼロ機でも、風神は裏方専用機のためつけることが出来なかったのだ。
「ワームの近くに船舶を数せき発見!追尾します。」
優香のいきなりの言葉。
「えぇ~。ゼロの前に見つけちゃうなんてズルゥ~イ。」
音羽はそんななまけごとを言う。
船が見えた。
「ワーム、接近中。退避してください。」
優香が船に無線で声をかける。
「え・・・。しかしレーダーには・・・。」
船のほうは何のことだかわかってないらしい。
「貴方方はどうするつもりですか・・・?」
船のほうから質問が来る。
「倒します。この白嵐で。」
「え・・・。わ・・・わかりました・・・。」
船は東京方面へ急に旋回する。
それと同時に白嵐は上昇する。
「ち・・・ちょっとまってぁ。」
音羽のおなじみの言葉がでる。
「そのセリフ、聞き飽きた。」
「え・・・。この言葉今日が初めて使うんだけどぉ・・・。」
「毎回出てる。ホントお馬鹿三太郎ね。」
優香の言葉がすごく冷たく音羽は感じたらしい。
その後音羽は黙り込んでしまった。
前方にワームが見えた。
「場所特定完了。アクアベースへ通達。」


「白嵐から通達です。『場所特定。230キロで東京方面へ向かってる。』とのことです。」
速水たくみ(通信士、料理士)が言う。
「場所はわかった。雷神、風神を飛ばせる。ナノはまだ10分ある。飛べるか?」
塔虻が言う。
『まだ飛べます。』
優香からの通達が即座に届く。
「うむ・・・。」


「音羽、このまま飛ぶよ。行ける?」
「・・・」
音羽は黙り込んだままだ。
「音羽ぁ。聞いてる?」
「え・・・。なに・・・?」
いきなり白嵐のほうを見た。
「だから・・・。このまま飛ぶけど大丈夫って聞いてるの。」
優香が少し強く言う。
「と・・・飛べるよぉ。」
「頼もしい言葉。」
冷たく優香は言うと雲の上へ行った。
「上で待機する。」
「了解。」
雲の上はただ青い、ただ青かった。
機体は雲の中の氷が羽に少しついている。
「ねぇ、優香さんってメロンなんだよね。」
いきなり音羽が聞く。
「確かに言ったわ。音羽はどうなのぉ。」
「私はねぇ・・・。優香さんと同じメロン!」
元気よく言った。
「へぇ・・・。以外。音羽は苺だと思ってた。」
「そこまで子供じゃありませんよ。」
「子供っぽく見えてた。」
「子供じゃありません。」
「何言ってるの。」
急にかん高い声がする。
瑛花の声だ。
「早くかたずけましょう。」
可憐の声がした。
白嵐は白い機体を雲の中にむぐせ下へ行った。
「ま・・・まってぇ。」
零神も後を追う。
濃い緑の機体が光って見える。
「わぁ・・・。ゼロが光るときれいだね。」
「ホント、零神好きね。」
ほめ言葉のように優香は言った。
「攻撃開始。」
瑛花の言葉と同時に3機は攻撃開始した。
雷神も攻撃を開始する。
「セル、34000セル消滅。ワーム、回復速度ダウン。」
可憐の声と同時に上空へ上昇する。
「ワーム、捕獲区域突破。」
可憐の声と同時にクアドラをかける。
「方位、指定完了。」
「座標固定確認。」
『クアドラロック!!!』
4機が光る。
クアドラがかかる。
円形になりワームは丸くなった。
「ワーム強制固定確認。」
「アタック!!!!!!」
4機は攻撃する。
雷神の装備はANライフルを2丁、レーザー砲と大きい弾の主砲を装備する。
ワームは消滅し、爆発する。
「上昇!」
4機は上へ上がり爆風によるダメージを防ぐ。
「おわったぁ。」
音羽の一言。
「そうね。」
瑛花の言葉。
4機はアクアベースへ向かう。
途中花園基地の上を通る。
そのとき目にしたのは・・・。
「なに・・・。これ・・・。」
そこには陸に上がってる新しいイージス艦。
「功・・・龍・・・。」
優香が恐る恐る言う。
「功龍!!!??」
音羽と可憐が声をそろえて驚いた感じで言った。
「うそうそうそうそうそうそ!!なんでなんでなんで!!何で功龍が花園基地にあるのぉ!!!!」
「これが功龍・・・。」
瑛花が落ち着いて言う。
「こんなゴッツイのにゼロが乗るのぉ。」
「落ち着きなさい。」
『聞いてるかぁ。』
「塔虻さん・・・?』
「現在のカテゴリーは3。アクアベースとの通信が出来る範囲ね。」
優香の落ち着いた声。
『みちゃったかぁ。』
「はい。アクアベースに戻るため、花園基地の上を通ってたんです。そしたら・・・。」
『はいはい。功龍だろ!?』
「え・・・。そうです・・・。」
瑛花は恥ずかしそうに言った。
『とりあえず戻って来い。』
「は・・・はい・・・。」
4機はアクアベースへ戻った。


「あのことについて説明してください!!」
「功龍がなんで花園に・・・?」
「ねぇねぇねぇ。誰が乗るのぉ。」
「言ってくれればそれなりに動揺しなかったんですよ!!」
『ねぇねぇねぇ。』
4人の声がそろう。
塔虻は耳をふさぐ。
「あ・・・。その・・・。え・・・。言おうを思ってて忘れてただけだ。気にするな。」
『気にします!!!!!!!!!!!!!!」
4人は机を乗り出す。
塔虻はそれをよける。
「ねぇねぇねぇ。教えてください!!!!!!!」

ソニックダイバー第1話  横浜基地(アクアベース)

                     ソニックダイバー
1、横浜基地(アクアベース)

「ヤッバ~イ!遅刻だ遅刻!!」
こうして横浜基地(アクアベース)を走るのは桜野音羽。
「朝礼遅刻しちゃう。」
どか!
誰かとぶつかった。
「いたた・・・。」
「瑛花さん!!遅刻ですよぉ遅刻。」
「もう朝礼終わってるわよ。塔虻さんが呼んでるわよ。」
「あぁ~~~私の人生もうおわりぃ。」
音羽は瑛花に抱きついた。
「な・・・何するのよ!ち・・・チカン!」
「ワァ~ン見捨てないでぇ。」
「はぁ。」
瑛花は無理やり音羽をはなすとため息をついた。
「あっ、遅刻音羽ね。」
「優香さん・・・。」
「優香さん、見捨てないでぇ。」
急に音羽は優香に抱きつく。
「や・・・やめてっ!エッチ!」
無理に壁へ押し付けた。
「っいた!優香さんはやっぱり強引だなぁ。」
「強引にしないと音羽が離れないからでしょ!!」
「私が塔望さんのところに一緒に行ってあげるからやめて。」
灰色の髪をしたツインテールの女の子が言った。
「可憐ちゃぁ~~ん。可憐ちゃんだけが見方だよぉ。」
「は・・・はぁ。」
「甘いのよねぇ。可憐は。音羽はそれだから治らないのよぉ。」
優香が言った
「あぁ~~~!それひどい!絶対ひどいってっ!」
「もういい加減行きなさい。」
「はぁぁ~~い。」


「全員、モーションスリット着用を確認。」
「可憐ちゃん。やっぱりなれないよぉ。下着姿なんて・・・。」
音羽は可憐にひそひそ話をはじめた。
「モーションスリットですよ・・・。」
「そうそう。それそれ。」
「何ひそひそ話してんの?」
話に優香が割り混んだ。
「ねぇ、この下着、なれないよぉ。」
「モーションスリット!」
「おい。そこ真面目に聞いてるかぁ。」
「むっ。何でもありません。音羽が可憐とはなししてたので注意しただけです。」
「そうか。おい。桜野。お前今日2度目だなぁ。」
「げっ。」
「飛行訓練お願いします。」
「おい。行け!!」

「バイオフュードバック、接続!シンクロしました。」
「音声認識、正面認識ID承認。」
「LOLP、パッシュブリカバリーシステム、オールグリン。」
「システムの全起動を確認。これより全システムのアップデートを開始します。」
「ソニックダイバー機動サーバー接続。通信速度、280LP。」
「順調、だな。」
「順調すぎますけど。」
「雷神、上艦許可。ください。」
「ソニックダイバー隊、上艦を許可します。」
「雷神、出ます!」
「風神、発進。」
「白嵐、テイクオフ!」
「ゼロ、いくよ!」
雷神を先頭に風神、白嵐、零神と続く。
「なんでぇ。何で私が最後尾?」
「遅刻とひそひそ話の罰・・・。といったところでしょうか。」
海の波を切って下から上へ急上昇する。
「やっぱり飛んでる時が一番だぁ。」
「はいはい。」
「ん?!レーダー反応あり。風神、白嵐あの物体なに?」
「どうねぇ。C-位のワームねぇ。」
「えぇぇ~~~。」
音羽の大声が聞こえた。
「シロップかけるならいったい何?」
「はぁ?」
「いやぁ、瑛花さんはやっぱりブルーハワイか。」
「優香さんと可憐ちゃんは?」
「え・・・?メロン・・・だけど何か?」
「えぇぇ~~~~」
耳にキンと来る。耳を左へそらす。
「だからそんな大きいこえださないで!」
「ねぇ、ワームのこと・・・。忘れてない?」
「むっ!」
「もしかして瑛花、忘れてたぁ?」
「そ・・・・そんなこと・・・ないわよ!」
顔が真っ赤になる。
「きゃぁ。」
雷神はイカの形をしたワームに叩き落され高度が下がった。
「瑛花、大丈夫・・・?」
優香が聞くが反応がない。
「もう!3機でやるよ!雷神がいなくてもまだ3機あるわ!」
「了解。」
3機は3角形の体系をとる。
「フォーメーションデルタ!!」
「了解。」
白嵐を先頭に3角形になった。
「方位、指定完了。」
「座標固定確認。」
『デルタロック!!!』
3人の声がそろった。
「ワーム、強制固定確認。」
「アタック!!!!」
3機の武装から攻撃。
白嵐は大型レーザー砲を両肩、両下につけ、40ミリ機関砲をつけている。
さらに特別武装は弓だ。弓の先に火をため一気に発射。
これは4機の中で一番威力が高い。
それに白嵐にはNVソード、NVガンス、ANライフルを装備している。
4機の中で一番危険とされている機体だ。
風神は左に円型のレーダーを装着し、下両方にレーザー砲、火花を右マニュピレーターに装着している。
零神はレーザー砲を両肩に装着。AVソードを武装する。
等零神種(ゼロ機)過去多数死者を出してる事から危険だとされている。
「ワームも片付いたし、瑛花さん探しイコ?」
「了解。」
ピッチアップ状態(四肢を持ったロボット)の状態から一気に飛行体勢に入る。
「通信のGPSたどっていくわよ。」
雷神の後を追い始める白嵐。
「ちょっとまってぇ。見捨てないでよぉ。」
零神もその後を追う零神。
「あ・・・ちょっとまってください・・・。」
風神もその後を追う。
「瑛花さんどこまでぶっ飛ばされたのかなぁ・・・。」
「心配?」
からかうように優香が言った。
「し・・・そんな事ないですよ。」
顔を真っ赤にして音羽は言う。
「心配なんだ。」
またからかうように言う。
「いいのよ。仲間なんだから。」
優香が言った。
「な・・・仲間・・・?」
「そ。アクアベース全員。」
「今までそんな風に思った事・・・。」
音羽が言いかける。
「みぃ~つけた。場所特定。急ぐよぉ。」
白嵐の速度が上がる。
「ちょっとぉ。」
雷神のゴールドの機体が見える。
「瑛花さんあそこかぁ。」
3機の機体が雷神に近づく。
「白嵐・・・?」
「瑛花ぁ~~~。」
白嵐は雷神を抱えると上昇した。
それを追うように零神、風神が上昇する。
「ありがとう。」
「かたっくるしい挨拶は後。」
アクアベースが見えてくる。
「何かかえてんだ?それもリーダー機が抱えられてる。」
通信障害でアクアベースには今回の出来事は知れ渡ってないようだ。
「な・・・なんでもないですぅ。」
瑛花が顔を赤くする。
「着艦を許可します。」
3機はピッチ上げをして着陸をした。
「仲間・・・。かぁ・・・。」

END


これはスカイガールズを基にしてつくりました:^^

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